アンドロイドボーイズ ページ30
何でこんなにも十人十色の反応なの。
違った、六人六色だった。
もしかして兄さん達は1人が本物で
後の5人がアンドロイドなのかも知れない。
｢何か変なこと考えてない？｣
｢これは本当かもじゃないの……｣
｢何が！？怖いんだけど？！｣
何故怖がるのだ、チョロ松兄さん。
｢てか、Aの妄想で合ってた試しないじゃん。｣
さぞ、当たり前のことのように言わないでよ！一松兄さん！
｢確かに無いかもしれないな。｣
何で肯定するの！カラ松兄さんの癖に！
｢ムクれるなって〜。｣
おい、揶揄うな。おそ松兄さん。
｢変な妄想ばっかりしてるから、Aも
頭からっぽなのかもね。｣
｢トド松兄さん！サラッとカラ松兄さんと
同じ類にしないでよ！！！｣
｢えっ……｣
ちっぽけな喧嘩を始めたところで、十四松兄さんが言った。
｢今日、テストの日じゃないっスか〜？｣
｢あっ、やべ。準備しないと。｣
忘れていた。ヤバいぞ。
今15時30分である。
後15分で家を出ないとヤバい。
｢カラ松兄さん！全速力で自転車ぶっ飛ばして！
秀明までおなしゃす！｣
｢フッ、俺が安全な爆走をこれから披露しようじゃなi((早く行けぇ！
……任せた。｣
長くなりそうだったので、
正当な事だ、しょうがない。
そして無事に爆走してもらい、秀明に着いた。
｢ありがとう！灰になったカラ松兄さん！
兄さんの事は後3日は忘れないさ！｣
｢3日なのぉぉぉぉ！？｣
情けない声を出していた。
3日も覚えて貰えるだけ有難いと思いや！
私の記憶は1日なんだからな。
3日も覚えてたら知恵熱レベルだからな！
勉強は、こん詰めて頑張ったからね。
社会の単語と国語の漢字を覚えなくて
カラトド兄さんに、半ギレ&半泣きになられながら、教えてもらったな。
辛い日々だった……！
よし、秀明の校舎に入る…
頭良い人ばっかりなんだろうなぁ。
最低点でも良いから入りたい。
いや、入らないと4人の兄さん達に
殺されてしまうと思う。
それは避けたい。
まだ生きていたいからな！
なんて考えている間にやっと事務室に
到着。
て、適当に歩いて着いたとか…
あるわけないよなぁ！！？(圧)
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作者名：イチゴミルクティ。 | 作成日時：2021年2月23日 1時
