ジョジョとJKと飯テロ【荒木荘】

謝罪 ページ9

カーズさんが去っていったき
開けっ放しの窓を見つめる





｢究極生命体なんていたんだなぁ｣




確かに人間ぽくはないと言ったけどまさか
本当に人間ではなかったとは




頭が混乱しすぎて逆に冷静になった私は
サラダも食べ終え、お皿を洗っている








ピンポーン







気の抜けるようなチャイムの音が響く







引っ越してきたばかりの私に、訪れてくる人なんていない...


一体誰だろうか？



カーズさんが真実を知ってしまった私を始末しに来たのだろうか...
ハッ！まさか仲間を連れて来たとか！！




恐る恐る、チェーンだけを残して
ドアを開ける







｢こいつが、迷惑をかけたね｣







そこには、ビシッとスーツを着たサラリーマンと
サラリーマンに押さえつけられ、
頭を下げているカーズさんの姿が





｢へ？｣





想像していた事とまったく違う状況に
素っ頓狂な声が出た



━━━━━━━━━━━━━━━



｢私は吉良吉影、隣の住民だ
挨拶が遅くなって申し訳ない｣



チェーンを外すと、玄関先で唐突に
自己紹介が始まる

｢三宅Aといいます！
私こそ挨拶が出来なくてすいません｣




・・・。





｢あの...そのカーズさんはいったい？？｣


さっきから頭を押さえつけられるカーズさんが
気になって聞いてみた



｢カーズについてなんだが...｣



━━━━━━━━━━━━━━━


吉良さんは、カーズさんが勝手に
私の部屋にはいり、
朝ごはんまで頂いてしまったことを
謝罪しに来たという





｢それと、カーズが究極生命体だという事だが..｣




！




｢私、誰にも言いません！｣
だから、命だけはご勘弁を！！




と思っていると



｢Aとやらは、私が人間ではないと
感じ取っていた。だから、見せたのだ｣




とカーズさんがフォロー(？)してくた







吉影さんは
はぁ...とため息をついたあと




｢そうしてくれると助かるよ。お邪魔したね｣


と言って微笑み、玄関から出ていった






｢....さっきのジ〇リパンとやら、美味かったぞ。
他のものも食べてみたい｣


なんて、カーズさんが言ってくれたので
つい嬉しくなって


｢！！！ぜひ、またいらしてください！｣
と言った



窓からの出入りは禁止の約束をしたが、
また近いうちにカーズさんが家に来るだろう






他のお隣さんとも、仲良くしたいなぁ

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