37話 気持ちは… ページ39
梓さんは、真剣な顔で私を見ている。
「…僕は君のことが好きなんだ……。前から好きなんだ…。でも、今日の出来事でもっと好きになったんだ。愛しているんだ……Aちゃん。」
そのまま梓さんは、私のことを抱きしめた。
まさか告白されると思っていなかったので、心臓がバクバクしている。
「…ごめんなさい。私には好きな人がいるんです。梓さんの気持ちには答えられない。」
私がそう言うと、梓さんは抱きしめている腕に少しだけ力を入れた。
「…やっぱりね。薄々は気づいていたから…。でも、一つだけ我儘言っていいかな?」
私は無言で頷いた。
「…もう少しだけ…君を好きでいていいかな?」
「…私の気持ちは変わりません…それでも?」
私がそう言うと梓さんは、私から離れて
「うん。…君が好きな相手と幸せになるまで…。僕は、Aちゃんの幸せを願っているからね…。」
と言った。
「そう言えば、好きな相手って兄弟の誰かかな?」
「え?!…はい。」
梓さんは、”そっか…”と一言呟き俯いた。
「…部屋に戻ろうか。部屋まで送るよ。」
そう言って、私の手を優しく引っ張りエスコートをしてくれた。
私の部屋前に着くと”今日は本当にありがとう”と言って梓さんは自室に戻った。
「これで良かったよね…。まさか梓さんに告白されるとは思わなかったなぁ…。」
私はベッドに腰掛けてさっきの出来事を思い出した。
思い出すだけで胸がドキドキする。
顔も熱くなる。
告白されるなんて滅多にないし、相手が梓さんだったから余計にドキドキしてしまった。
「私も梓さんのように、先生に告白したいな。先生も告白されたらこんなにドキドキしてくれるかな…?」
私はただ、今日出来事が忘れられず告白について考えるだけだったんだ…
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久しぶりの作者めろんぷぁんです!
今回は梓さんの告白回です!
梓さん、作者の勝手な創作だと優しい人とイメージになってしまいます。
(まぁ、実際梓さんは優しい人です(^^))
次回以降先生メイン回を書くつもりなのでお楽しみに!
そう言えば、なんとhit数が7000越えに!
たくさんの人に見てもらえて嬉しいです…(^^)
これからも応援よろしくお願いします!
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めろんぷぁん(プロフ) - すみません。この書き方でないと内容が収まらないのです(._.)でも、アドバイスありがとうございます! (2015年4月24日 23時) (レス) id: 90a387a605 (このIDを非表示/違反報告)
軋眼(Kishime)(プロフ) - 内容自体はとっても面白いのですが、字が詰め詰めで、少し読みにくいと言うか窮屈に感じました。 急な長文失礼しました。 (2015年4月24日 21時) (レス) id: 39be025a4e (このIDを非表示/違反報告)
めろんぷぁん(プロフ) - 指摘ありがとうございます!すぐに訂正いたしますね。 (2015年4月21日 2時) (レス) id: 90a387a605 (このIDを非表示/違反報告)
小春(プロフ) - 16話 沖じゃなくて陸じゃないのですか (2015年4月20日 23時) (レス) id: ec74150d74 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぷぁん(プロフ) - すみません。8話に誤字があったので直しました。 (2015年4月14日 19時) (レス) id: 90a387a605 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めろんぷぁん | 作成日時:2015年4月6日 0時