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27話 祭りの始まり ページ29

ついに学園祭当日となった。
劇は後半の公演となり、4時半から始まるのでそれまで暇な私。
先生は、言ってた通り少し遅れるということで、私は校内をブラブラしていると、後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
「お?あれ、Aちゃんじゃね?」
「あ、本当だ。Aちゃんだね。」
「つばちゃんナイス。声かけようか。」
「おねーちゃんだ!!おーねーえーちゃーん!」
弥ちゃんに呼ばれたので行ってみると、椿さんや梓さん、要さんがいた。
「やっほー★暇だから来たよ!絵馬ちゃんたちは?」
「たぶん、お姉ちゃんたちは自分のクラスにいると思いますよ?」
「そーなんだ!じゃ、後でお姉ちゃんたちに会いに行こうよ!」
弥ちゃんがわたしの手を掴んで歩き始めた。
(弟ってこんな感じなのかな?)
私は少し姉になった実感がわき、なんだか心がほっこりなった。
少し歩くと弥ちゃんが”あー!”と声を上げた。
「僕、あれやりたい!」
弥ちゃんが指をさした先には、とあるクラスの射的コーナーだった。
「あ!俺もやりたい!いいだろ?!梓」
「別にいいけど…Aちゃんもいいかな?」
「あ、はい。なんだか、楽しそうですし!」
私たちは射的コーナーへ向かった。
射的コーナーの景品は実に充実していて、お菓子の詰め合わせや大きなぬいぐるみ、綺麗なアクセサリーなどがあった。
「いらっしゃいませー!」
「よーし!最初は僕からね。かなかなお金貸して!」
「あー、はいはい。」
弥ちゃんがお金を払い、やってみた。
なかなか難しく、弥ちゃんは的に当てようとするのが精一杯だった。
「はい!参加賞の飴だよ。」
「うー…悔しいな。」
落ち込んでいる弥ちゃんによしよしと頭を撫でると少し機嫌がよくなった。
「次は、俺な!」
やる気十分な椿さん。
いざやってみると、さすがゲームが得なだけあって、よく的に当たってる。
「はい、お菓子の詰め合わせです!」
「やりー★さすが俺だな!」
次は私のやることになった。
私は、アクセサリーが欲しく頑張って的を狙うが全然当たらなかった。
「結構難しいなぁ…。」
私が諦めてたら、梓さんが”次は僕だね”と言って打ち始めた。
梓さんはほとんど的を外さず打ち、私が欲しがっていたアクセサリーを貰っていた。
「はい、Aちゃん。」
「え、私に?」
「欲しがっていたから。いらなかった?」
「ありがとうございます!」
梓さんから素敵なプレゼントを貰えて嬉しくなってきた。

学園祭始まったばかりだけど、楽しくて良かったな…

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めろんぷぁん(プロフ) - すみません。この書き方でないと内容が収まらないのです(._.)でも、アドバイスありがとうございます! (2015年4月24日 23時) (レス) id: 90a387a605 (このIDを非表示/違反報告)
軋眼(Kishime)(プロフ) - 内容自体はとっても面白いのですが、字が詰め詰めで、少し読みにくいと言うか窮屈に感じました。 急な長文失礼しました。 (2015年4月24日 21時) (レス) id: 39be025a4e (このIDを非表示/違反報告)
めろんぷぁん(プロフ) - 指摘ありがとうございます!すぐに訂正いたしますね。 (2015年4月21日 2時) (レス) id: 90a387a605 (このIDを非表示/違反報告)
小春(プロフ) - 16話 沖じゃなくて陸じゃないのですか (2015年4月20日 23時) (レス) id: ec74150d74 (このIDを非表示/違反報告)
めろんぷぁん(プロフ) - すみません。8話に誤字があったので直しました。 (2015年4月14日 19時) (レス) id: 90a387a605 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めろんぷぁん | 作成日時:2015年4月6日 0時

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