花のお兄さんは逆らえない (ページ2)

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……________眠い

起き始めのぼわぼわした意識、そしてだんだんと体の重さを感じてくる

うっ、腰に鈍痛…………腰を痛めることなんてしたかな……？

ゆっくりと、目が開く

真っ白の知らない天井、自分のマイルームとはさすがに区別がつく

視覚に続けて嗅覚、薬品の匂い

ここ、は_____……医務室

｢目、さめたかな？花の魔術師マーリン｣

｢ダ・ヴィンチ君私は……___｣

そう言いかけた途端、昨日の記憶がぶわりと思い出される

そうだ、そうだ昨日私はあのまま気を失ったんだ

｢大体はAちゃんから聞いたからね、まぁなんであれお疲れ様。深くは聞かないよ。
英霊という身とは言えど休息は必要だ。今日は部屋で休むといい。｣

｢うん、わかった。有難く休ませてもらおう｣

こちらを振り向かずに話すのは彼女(彼)なりの気遣いだろう

痛む腰を上げてできるだけ平然を装い、赤面した頬を手で冷やしながら医務室を後にした