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……○●○……【Aside】
初夏の爽やかな風が吹く7月の初め｡
そろそろ､半袖のｾｰﾗｰ服にも慣れてきた｡
現在時刻は朝の8時7分｡
私がいつも乗る電車は8時10分にここのﾎｰﾑに着く｡
この時間の電車はわりと人が少ない｡
(もうそろそろ着く頃かな…)
片耳にｲﾔﾌｫﾝをしながら､お気に入りの文庫本のﾍﾟｰｼﾞをめくる｡
するとｱﾅｳﾝｽが流れた｡
電車が着き､2両目ﾄﾞｱが開く｡
ﾄﾞｱ付近の座席に座る｡
ここから約15分間電車に揺られ夢苑駅で降り､そこから徒歩で青南高校に向かう｡
今日も予定通り､8時25分に夢苑駅についた｡
ﾏｲﾌｫﾝを開き､音楽ｱﾌﾟﾘを終了し､読んでいた文庫本はﾘｭｯｸに仕舞う｡
ｽｸﾊﾞを肩にかけ電車を降り､ﾎｰﾑを歩き出した｡
階段まであと少し｡その時だった｡
･
･
･
「＿＿＿＿＿＿＿あ､あのっ!!!」
･
･
そんな声が耳に届いた｡
無意識に声のした方に振り返る｡
そこには活発そうな感じの男の子がこちらを見ていた｡
その頬は何故か赤い｡
そしてゆっくりと私に近づいてきた｡
「ひ､引き留めて申し訳ないッス!!
えっと……その……」
言葉に詰まり､少しうつ向く男の子｡
男の子が着ている制服は､あの夢ノ咲学院のものだ｡
様々な分野で生徒の育成をしている､あの有名な学校｡
「＿＿＿＿＿＿＿あ､あのっ!!!」
『は､はいっ!?』
もう一度男の子は力強い声で､私に声をかける｡
私もつられて､声が大きくなる｡
「＿＿＿＿＿＿＿お､お､お､俺と……｡
･
･
･
＿＿＿＿と､友達になってくださいッス!!!!!」
*
*
……○●○●○……
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まふにゃん - この小説、もっと色んな人に見てもらいたくて、ぴくしｖに転載してもよろしいでしょうか？ (2020年4月11日 22時) (
レス) id: 07e2715aec (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - 更新、頑張ってください。応援しています！ (2018年5月6日 2時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
南 雲 。(プロフ) - 思わず先が読みたくなる、素晴らしい作品ですね！続きがとても気になります。 (2018年5月6日 2時) (レス) id: cf49f61a0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：うさうさ | 作成日時：2018年5月1日 1時
