13話*鈍感やから ページ14
それからナギに少し距離を置かれてしまった。
ほんの少しだけど。
私が一緒にお買い物行こう、と誘ってみるものの。
「別に欲しいものないし」
と、言われてしまう。
あと、これは たまたまかも、しれないけど。
みんなと仕事が終わり楽屋まで行くときにいつも隣を歩いてくれていたナギが後ろを歩いてる…とか。
『…はぁ、』
「こ〜らっ、ピアノ弾きながらため息ついとると、ピアノが悲しむで」
「最近ため息多いよ?どうかしたの?」
そこに現れたのは、ヴァンくんと瑛ニ兄
桐「なんか、悩み事ありますん?」
瑛ニ「もし僕達でよかったら聞くよ?」
『なやみ、ごと?と言うか…
最近さ、ナギが近くに来てくれなくて寂しい、かなって…』
「「…」」
『あ、れ?』
二人ともプルプルとしてるけど、大丈夫?
桐「近くに来てくれなくて寂しいって…
ワイも一回は言われてみたい言葉っ」
((きゃーっと乙女みたいに騒いでるヴァンくんはおいといて…
『どう思う、瑛ニ兄?』
瑛ニ「ナギ、ずるi_!!、えっと!?何でもないよ!?」
わ、分かったって…
そんな赤い顔で言われても説得力ないけど。
瑛ニ「あんなにベタベタとくっついていたナギがねぇ、」
桐「なんか気にさわることあったかもしれまへんね
距離を置かれたのはいつくらいからですの?」
『えっと、距離を置かれ始めたのは、先週かな?
ほら一人で買い物してきなって言われてたとき!
結局一人じゃなかったんだけど…』
瑛ニ「あー確か、ST☆RISHさんとQUARTET NIHTさん達も一緒n_…。」
桐「あ、分かりましたわ。」
瑛ニ「分かっちゃったね…」
「「はぁ…」」
桐「A、大丈夫や
ワイらがちょくら行ってきますわ」
瑛ニ「Aは待ってて」
『あ、うん、?』
*・・・・・*・・・・・*
((ガチャ_
(っちょ、何!?)
(コラァ、嫉妬深い男!)
(嫉妬!?、何に)
(ほら、彼らに対して)
(!!、…。
僕別に嫉妬なんか)
(じゃあ、何でそんなにふてくされてますん?)
(Aがね、悩んでたんだ…
いつもなら周りの音が入んないくらい集中しちゃうのに
好きなピアノにも集中できないくらい)
(…っ、)
(Aは鈍感やし、自分から言わな、何にも分かりませんで?)
(ほら、行ってきなよ
まだ居るみたいだと思うから)
(〜っ、
もうっ!!)
(素直になればらくなんやけどなぁ)
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作者名:天照 | 作成日時:2017年2月16日 0時