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1話*イチゴミルク ページ2

ー春歌Sideー

急がなくちゃ、時間もう30分も遅れてしまっている

いるかな…?
…!!

「Aさんっ!!」

私は彼女の名前を呼ぶ
鳳 Aさん
彼女はHE★VENSの作曲者
そして、鳳瑛一さん瑛ニさんの妹さん

Aさんは私と目が合うと優しく微笑んでくれて__、

『…、ハルちゃん』

「は、は、ハルちゃ_!?」

ハルちゃん_と呼ばれ私は戸惑ってしまう…。


『ほら、四ノ宮くんも呼んでいたからいいかなって…』

へへっと笑うAさんは
笑顔が似合う

「!!あのすみませんでしたっ、

遅れてしまって…、30分以上待たせてしまって…。」

『ぇ、大丈夫だよ?ハルちゃんが忙しいのは私知ってるから心配しないで』

Aさんのほうが忙しいのに、
私はまだ新人で仕事量はAさんの半分以下だと思うのに

いっさい疲れを見せず堂々としていられるのはやっぱり"強さ"なのかな

『ハルちゃんいつも頑張ってるから私からの小さなプレゼント』

はい_と、Aさんがポケットからだしたのは

「アメ…?」

私がもらったアメには
"イチゴミルク"とかかれていた

『うん、それね

自分が不安なときに舐めると

何か、元気がてでくるからオススメなの。
だからハルちゃんにあげるね?』

…、Aさんも不安なときあるんだなぁ…。

"天才作曲家"と呼ばれているけど
やっぱりそう呼ばれているから人一倍悩みとかあるのかな

「Aさん、もし悩みがあったら私相談にのりたいですっ!!」







『!!、…ハルちゃん。

 ありがとう』









そうしてAさんは
また、優しく微笑む

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作者名:天照 | 作成日時:2017年2月16日 0時

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