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裏路地のバー。ventidue ページ28

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おそ松がアンソニーに銃を突きつけたまま言う。




「…カミラ・アルロフとA・アルロフはアリスにより、故人となったと聞いていたはずだ。


なぜお前が知っている。誰に聞いた。」



「……アリスに、信用のできる部下がいるように、俺にだって信用のできる部下がいる。」



アリスはそれを聞いてアンソニーを踏みつけた。




「…あなた、ずっと知っていたのね。……別れましょう。ほとほと愛想が尽きた。」



アリスはもう一度アンソニーを踏みつけると私たちの方へ走って来た。




「まて、頼む!俺を捨てないでくれ!」




手を伸ばしてアリスの足を掴もうとするアンソニーの手を、ボスが踏みつける。



「アンタは全て壊したんだよ。自分が手に入れられた幸せさえも。」




「…くそっ、……くそう……恨めしい!恨めしい!!!許さない!!!許さないぞ!!!!

全てうまく行っていたのに!!!!」



「うるさい。もう一個質問があるんだけど。今更Aを自分のもとに連れて来てどうするつもりだったんだ?」



アンソニーは全てを諦めたような顔で答える



「……Aは、カミラに良う似ておる。あわよくば……」



「…きっ……さまぁぁぁぁあ!!!!!!」



六つ子が全員アンソニーに殴りかかる。




『…おやめください!』



ピタッ、と止まる六人。


『……もう、いいんです。帰りましょう。皆様。』



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「……いいのか?」


カラ松様が訴えかけるような目で言ってくる。



『……はい。アンソニーを殺しても、カミラがアンソニーと不倫をして私を生んだのは事実。


それは……彼を殺しても、何も変わらない。私は、これでいいんです。


……今はただ、帰りたい。皆さんと、母様と、兄様と。』




ボスが銃を下ろす




「んじゃ、帰るかー。カラ松、十四松。この屋敷の金全部回収してから帰って来てねー。」




ボスはしゃがみアンソニーに何かを囁く。




それが終わるとカラ松様と十四松様を残して、私たちのいる方へ来る。




「あ、おにーさまとおかーさまもどうぞうちのアジトにいらしてください。」



「……どうする?」

「…俺は行きたい。」

「俺も!」


「じゃあお邪魔させていただきます。」





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「………アンタには、何一つ残してやらねェし、何一つ渡さねェ。」




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┈┈┈┈┈┈┈ ❁ ❁ ❁ ┈┈┈┈┈┈┈┈

オチ……希望あれば……教えてください……
多分このままだと私の推しになります。

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マレイド(プロフ) - サクラさん» ありがとうございます!完結できるよう頑張ります! (2018年3月1日 18時) (レス) id: cc8dab3ec0 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 更新楽しみに待ってます! (2018年3月1日 13時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
マレイド(プロフ) - 千代松さん» ありがとうございます!これからも頑張ります! (2018年2月21日 19時) (レス) id: a2b6ddf51f (このIDを非表示/違反報告)
千代松 - 面白いです!更新頑張ってください!続きを楽しみにしています! (2018年2月21日 17時) (レス) id: 4b0b8ba6fb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マレイド | 作成日時:2018年2月19日 10時

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