夢? ページ1
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朝が来た。
いつものように夢から醒め、体を起こす。
軽い頭痛がするが体調は悪くない。
机の上のゲージの中にいるのは、ハムスターのミント。ミントはまだ眠っている。
餌をゲージの隅に置いて部屋を出た。
一階にあるテレビを付けてみると、どうやら私の学校の屋上で事件あったらしい。
…不穏だな。
有栖母「有栖、気をつけて学校に行くのよ。」
有栖姉「大丈夫だって、有栖が死ぬ訳ないわ。」
貴方『…今日は朝御飯はいらないわ。』
有栖姉「気分悪くなっちゃったのかしら。」
朝御飯を胃に入れたくなかった、胃がムカムカしていたからだ。
貴方『…ミントは長生きするね。まるでなにかが操っているかのように。』
ミントが死ぬのはまだまだ先な気がした。
ミントとも別れを告げ、制服にも着替えた私は髪を整えて学校に向かった。
貴方『…酷いありさま。』
やはり朝御飯を胃に入れなくて良かったようだ。
屋上の下にあるベランダには死体があった。
脳味噌が飛び散っていてぐしゃぐしゃだ。中身もぐちゃっとしていて怖い。
貴方『あの、この人の名前ってわかりますか?』
白秋「あぁ、彼は遥というらしい。」
遥……か。
貴方『教えてくれてありがとう。」
白秋「いや、別に構わないよ。」
この人は死体を見ても全然顔色を変えなかった。
貴方『…白秋さん、貴方はなにか遥さんの死について知ってますか?』
白秋「いいや、知らない。君はどうして俺がなにか知っていると思うのかい?」
貴方『死体を見ても顔色を変えなかったもので。』
白秋「君は頭がきれるね。」
白秋さんはふふっと笑った。
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作者名:*マカロン* | 作成日時:2018年8月13日 17時