11話 ページ11
．
無我夢中で走って向かった先
「A？大丈夫？」
1番家から近いところに住む人
『こんばんは。そらるさん』
日付が変わったから昨日ぶりに会った
『しばらく泊めてください』
あからさまに態度に出ているだろう
苛立ちと悲しさが入り混じって
もう自分でもどんな顔をしているのかわからない
「喧嘩しちゃった？」
ソファーの前のテーブルに暖かいココアを置いてくれた
『…私が…一方的に文句言って部屋出てきました。』
思い出してますます辛くなり
そらるさんの目の前にもかかわらず
泣いてしまった
…人前で泣くなんていつぶりだろ
『…まふにだって、仕方ない付き合いだってたくさんあるはずなのに
なんで私ってこんなに心狭いんだろ…』
今更自分の言ったことに悔やんで涙が止まらない
その姿を見たそらるさんがスッと立ち上がり
私の隣に座ってきた
．
ポンッ
「大丈夫だよ
まふまふはAのこと嫌いになったりしないから」
そらるさんが私の頭の上に手を置いて
撫でてきた
『…そらる…さん』
私が泣き止むまでずっと
撫でてくれた
「あ、電話鳴ってる
ちょっと待ってて」
そらるさんが電話するため一旦私から離れて玄関の方に行った
『私、邪魔だよね』
そらるさんもまふに負けずに多忙な人
私居ていいのかな…
ガチャッ、バタバタバタ！！
．
！？
そらるさんのものじゃない
ものすごい足音共に誰かが入ってきた
え、なんで
．
「何してるのA。
オレの話聞かずにさ」
そこには彼がいた
．
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優華 - 面白いです！もっと評価されるべき！！ (2019年10月25日 17時) (
レス) id: ee8e84d10b (このIDを非表示/違反報告)
Maa(プロフ) - Azさん» 読んでいただきありがとうございます！更新頑張ります(*´-`) (2018年10月9日 15時) (レス) id: 5b07d0752a (このIDを非表示/違反報告)
Az - すごい面白いです！まふまふが縋り付いてくる感じが特に好きです！！！続きが楽しみです更新まってまーす！ (2018年10月8日 21時) (レス) id: 77b8622472 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Maa | 作成日時：2018年10月3日 22時
