恋という名の花が咲く

3半兵衛さん ページ4

─放課後─(昼だけど)

麻弥
「疲れたニャ…私、偉い？」
又兵衛
「あぁ、偉い偉い…(‐＿‐)」
麻弥
「偉い事したらナデナデしてニャ」
又兵衛
「…まぁ頭に入れときますよ…」

ガラッ

又兵衛・麻弥
「！？」

ドアがいきなり開いた

半兵衛
「ゴメンね、ビックリさせて。」
又兵衛
「わぁ〜半兵衛さんだぁ〜♪どうしてここに？」
半兵衛
「麻弥に用があってね」
麻弥
「私？」
半兵衛
「又兵衛君は少し外に出ててくれるかい？」
又兵衛
「はぁい、半兵衛さん♪」

又兵衛は教室を出た

麻弥
(又兵衛しゃん…出ていっちゃった…)
半兵衛
「僕は竹中半兵衛、よろしく」
麻弥
「よろしく…」
半兵衛
「今日は君の所属する軍をきめるためにきたんだ」
麻弥
「所属する軍ってニャに？」
半兵衛
「まぁ…自分の居場所…かな？」
麻弥
「そうニャンだ」
半兵衛
「でさ、君は5軍から誘いがきてて…」
麻弥
「そんニャに！」
半兵衛
「伊達軍・豊臣軍・黒田軍・後藤浪人衆・小早川軍なんだけど…」
麻弥
「ん〜？」
半兵衛
「皆のコメント…

伊・楽しく行こうぜ！

秀・我らで天下をとろうぞ

又・…まってる

官・小生の軍にこいよ

天・あなたが…ククク

(最後ヤバそう(；・∀・))

麻弥
「選べないニャァ」
半兵衛
「だよね…あ！お泊まりなんてどうだい!!」
麻弥
「おぉ!!楽しそうニャン!!」
半兵衛
「1週間づつ泊まって一番良かった軍に入ればいいんじゃないかな!!」
麻弥
「ニャン!!でも、順番は？」
半兵衛
「くじ引き…かな？」
麻弥
「私が引いてもいいかニャ？」
半兵衛
「あぁ、いいとも」

がさがさ

半兵衛
「えと…

1豊臣軍

2伊達軍

3黒田軍

4小早川軍

5後藤浪人衆
かな？」
麻弥
「面白い順番だニャ(笑)」
半兵衛
「そうだね」

少し沈黙

半兵衛
「では！秀吉の所に行こう」
麻弥
「ニャンで？」
半兵衛
「軍が決まるまでの特別な印を授かるため」
麻弥
「ニャゥ？」
半兵衛
「じゃ、行こうか」
麻弥
「ニャン!!」

二人は教室を出た

又兵衛
「ん？終わったんですかぁ？」
麻弥
「あ、又兵衛しゃん、これから秀吉しゃんの所に行くニャン」
又兵衛
「ふぅん…いってらっしゃぁい」
麻弥
「うん、行ってくるニャ！少し待ってて」
又兵衛
「分かってますよぉ」
半兵衛
「じゃあ、行こうか」
麻弥
「はいニャン！」

─会議室へ─

半兵衛
「入るよ、秀吉」
秀吉
「おお、来たか半兵衛。ご苦労だった」
半兵衛
「彼女が麻弥だよ」

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