アクノロギアが愛した娘【FT】

9. ページ10

〜ギルドの外〜 グレイside

Aがこのギルドを出ていった…


それを俺は無性にイライラしている。


さっさとアンナに謝ってくれれば済む話なのによ


グ「しかもラクサスにだけ伝えたって…

やっぱあいつらできてんのかな…」


Aが出ていったのはおそらく俺とアンナがガルナ島に向かった日…


どこに行っちまったんだあいつは…


そもそも本当にAはアンナを傷つけたのか？


傷つけていないならなぜアンナは気絶していたんだ？


グ「訳わかんねぇ、帰るか…」


自宅に戻りベットに横になると窓の隙間から1枚の紙が入ってきた。


グ「なんだこれ？」

よく見るとそれは手紙だった。
綺麗な字で書かれたその手紙は誰が書いたのかすぐにわかった。


いきなり出ていってすまなかった。
きっと怒ってるだろうな。
お前は私が裏切り者だと思っているだろうな。
そう思うならそれで構わん。
だが私はお前達をずっと信じていたぞ。
じゃあな、グレイ
元気でやれよ…


グ「んだよ、これ…」

俺は勢いよく飛び出し、Aがいないか探しまわった。
だが、それらしき人は誰もいなかった。


グ「俺は…Aと一緒にいたかっただけなんだ…」

Aはそんなことしない、わかってんだよそれくらい…


頼む…謝るから、早く帰ってきてくれ…

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