アクノロギアが愛した娘【FT】

20. ページ21

ポ「ホント、あんた達には呆れるよ

強すぎる力は悲しみしか生まない

そして、その悲劇の渦の中にいることを怒りが忘れさせてしまう」


ミ「私はそれをも包み込む、聖なる光を信じたい

全てを導く、聖なる光を」


『ポーリュシカさん、私はもう行きます』


ポ「あぁ、さっさと行きな」


Aはポーリュシカさんに軽く一礼してからギルドの方へ向った。


ミ「A、待ってくれ」


『ミストガン？』


ミ「君と久しぶりにこうして会うことができた」


『…そうね』


ミ「私はすぐにまた仕事に向かう


だから…」ﾁｭｯ


『！』


布越しにミストガンの唇が当たる。


ミ「今はこれだけでいい、さらばだ」


『…』


Aはしばらくその場に放心状態だった。


『キスなんて、初めてされた…』


そんなことを考えていたその瞬間、ギルドの方が突然輝き聖なる光を放つ。


『フェアリー…ロウ…

これを見るのは久しぶり…


暖かい…』


Aはその光をずっと見つめていた。


『終わった…全てが…』

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