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翌朝______________
『ん……暖かい……え?』
Aが目を覚ますと、隣にはスヤスヤと寝息を立てる安吾の姿。
普通の女性ならここで驚いて飛び起きている頃だろう。
だがAは現在の状況を冷静に整理し、『あぁ昨日の夜家に来たのか』と納得してからもう一度二度寝した。
『……って寝てる場合じゃない。仕事行かなきゃ』
Aは隣で眠る安吾を起こそうと身体を揺さぶる。
『起きろ安吾、出勤の時間だぞ』
安「…これ以上水炊き鍋は勘弁してください……スヤァ……」
『……どんな夢見てるんだこいつ』
Aは安吾の意味不明な寝言を聞き流し再度安吾を起こす。
安「ハッ、夢……ですか」
『やっと起きたか』
安「あぁ、先に起きていたんですね。お早うございます」
『夢で魘されてたみたいだが、どんな夢を見ていたんだ?』
安「……昔のトラウマを思い出してしまいました」
この時の安吾の顔は仕事が山積みになったときよりも青ざめていた。
『ところで、なんで安吾が私の寝台で一緒に寝ているんだ?』
安「昨日貴方が酔っ払って僕の腕を離さなかったからでしょう」
『……納得した』
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琉亜 - ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁかわいいいいい文豪さん達が尊い作者さん神だぁぁぁぁ (2023年2月24日 1時) (レス) @page7 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
りんね - 絵がとても綺麗ですね(^◇^) (2019年4月3日 14時) (レス) id: a9ff31e180 (このIDを非表示/違反報告)
みそしる大臣 - その画力と文才と安吾愛を分けてくれ(涙) (2019年3月31日 3時) (レス) id: 487407bef1 (このIDを非表示/違反報告)
やまもとぉ - 安吾さん好きだったんでこの小説見つけた時はめっちゃ嬉しかったです。安吾さんみたいな硬派メガネ男子大好き結婚しよ))) (2018年12月16日 9時) (レス) id: f5d8616f56 (このIDを非表示/違反報告)
鬼姫海咲(プロフ) - 作者様のせいで安吾推しになってしまいました……ありがとうございました…(’-’*)♪ (2018年12月16日 1時) (レス) id: 0bc1c5e779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紫陽花 | 作成日時:2018年12月8日 22時