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身体の内側がビリビリする。
熱くて痒くて痛い。
なんともスッキリしない寝起きの状態で鏡に映る自分の顔を見ると、予想通り酷い顔。
ああ、お腹すいたな。
部屋の扉がノックされ、顔を覗かせたのはーー
「 酷い顔ですね」
「 アズール、ごはん」
「 そう言うと思って持ってきましたよ。 全く、あなたという人は｣
小言を言いながらも部屋にご飯を持ってきてくれたのは、恐らく薄々気がついていたからだろう。
長い付き合いだ、観察力の高さには驚きを隠せない。
「 あとでフロイドにお礼を。 僕よりも先に気づきましたから、貴方のこと」
「 鹿肉のステーキ美味い……」
「 今度から貴方だけ1皿分ずつ給与から天引きしますよ」
「 そもそも俺って給料貰ってない」
厨房は冷蔵庫を空にするからダメ、ホールは魚たちが怖がるからダメ。俺のすることなんて厨房でご飯食べることぐらい。 エネルギーが有り余っていれば何倍も動けるけれど、基本フロイドが甘やかしているから仕事なんてあってないようなものだ。
「 シャワーは？」
「 今腹減ってる」
数ヶ月に一度の脱皮の日。
シャワーで身体を洗った後に流すみたいに流せばいい話。でも、その後は体力の消耗が激しくて殆ど動けなくなる。
食欲が旺盛なのも変わらずただただ熱に浮かされた身体見たく重たくなった手足を動かすのは困難。
「 薬は？」
「 …………のんだ」
「 今の間はなんですか」
腹減ってるのにあんなクソ不味い薬飲めるか。
一切手を弛めることなくムニエルの皿に手を伸ばしたところアズールが先に横取りする。
「 ……おい」
「 アズール早くしねーと遅刻……2人してまだ飯食ってんの？」
部屋にズカズカと入ってきて顔を覗き込むようにして見ると、ギザギザの歯をチラつかせて頬を持ち上げた。
大きな手が、頬に浮き出る鱗を撫でるように触って。
「 やっぱ俺の読みどおりだった。 ナマズちゃん今日女に戻る日でしょ」
「 ナマズちゃん、戻る時ってちょっと顔つき柔らかくなんだよね。ほらよく見なってアズール、いつものナマズちゃんと違うっしょ？｣
鼻がくっつくほど近づけられてアズールの長いまつ毛がよく見える。
「 そ、そんなに近づかなくてもわかります！」
「 えー？ だって俺が朝説明した時全然っ信用してなかったじゃん｣
「 正直俺も言われるまで分からなかったな」
「 ……ナマズちゃんいくらなんでも鈍すぎじゃね」
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愛(プロフ) - 蒼井とーるさん» はじめまして、コメントありがとうございます！夢主イラスト可愛いと言って頂けて嬉しいです( *´꒳`*)ゆっくりではありますが更新頑張ります！ありがとうございます！ (2021年12月1日 18時) (
レス) id: 1c0863e534 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井とーる(プロフ) - 夢主イラスト、とてもかわよくて推せます！性格も最高に面白くて大好きです！頑張ってください！ (2021年12月1日 4時) (レス) @page5 id: f4c569577f (このIDを非表示/違反報告)
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