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「 よし、二人組は組めたか」
「 俺余りました」
「 ……またお前か」
錬金術の授業は退屈な時もあれば楽しい時もある。
今日は楽しい日。でも、クルーウェルと組むのは正直疲れるから嫌だなあ。 先生だからいちばん最初に手本としてやらなきゃ行けないし、失敗したら居残りさせられる。
俺の貴重なエネルギー補給時間が減る。
「 お前はいつも余るな。何故だ」
「 クルーウェルもいつも余ってる何故だ」
「 先生と付けろ、先生と！！」
敬称略。先生って単語は口を開く回数が多いから食べ物食べたくなる。
「 クルーウェルは黒白」
「 先生だ」
「 先生は色が無くて味がなさそう。不味そう」
クルーウェルみたいにモノトーンで別れててもだいたい人なら肉だから美味しそうって思うんだけど……明らかに無味そう。
額に青筋を立てる様子をみて、ああ俺は補習になるな。缶詰め準備しておこう。何事にも備えが必要だ。
「 今日の授業で使うはずだったハクシャクイチゴがない原因はお前か？ 仔犬」
「 テーブルに置いてあったのなら食べました。 食べ物を粗末にするなら俺が食う｣
「 授業で使うと説明したはずだが？」
「 美味しかった、ご馳走様。 もっと無いの」
「ふざけているのか？」
行儀よく挨拶してお礼も述べたのに、クルーウェルの怒りは収まらないらしい。何故だ。
教室に来た際に、先生用の机の上に大きなイチゴが置いてあったから誰かの忘れ物かと思って名前書いてないから食べた。 一番最後に教室に入ってきたクルーウェルがあっちこっち探し回っていた原因はイチゴだったのか。
でも俺がもう食べた。もう無い。
「 おまえはいつも私の授業に反抗的だな」
「 お腹すいてるから仕方がない」
「 その大きな口に食べ物でも詰め込みながら授業を受けていれば、真面目に授業が受けられるのか？！」
両の頬を掴んで横に広げられる。痛くはない。が、鱗を触られるのは少々不快だ。
あからさまに嫌そうな顔をすれば、クルーウェルは深いため息を零す。
「 もういい、あとで補習日を設けるからな」
「 じゃあ俺組む相手居ないからイチゴ食べてていいの」
「 いい加減食べ物の話から離れろ｣
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愛(プロフ) - 蒼井とーるさん» はじめまして、コメントありがとうございます！夢主イラスト可愛いと言って頂けて嬉しいです( *´꒳`*)ゆっくりではありますが更新頑張ります！ありがとうございます！ (2021年12月1日 18時) (
レス) id: 1c0863e534 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井とーる(プロフ) - 夢主イラスト、とてもかわよくて推せます！性格も最高に面白くて大好きです！頑張ってください！ (2021年12月1日 4時) (レス) @page5 id: f4c569577f (このIDを非表示/違反報告)
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