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「 それでは僕達は学校に行きますが……ラウンジの冷蔵庫を空になんてしたら本当に怒りますからね｣
激しい音を立てて扉が閉められた。
そう何度も言わなくても、流石の俺でもしない……はず。
一人にしてもなんら問題は無い。 バレるバレないの話ではない。それでも胸の中に残る不安要素は消えない。
「 心配なら心配だと、素直に伝えればよろしいのに」
「 ナマズちゃんが心配なのは分かるけどさあ、ナマズちゃんだって馬鹿じゃねーんだから、もしもの時ぐらい自分でなんとかできるって」
「 別に心配なんてしていませんよ。 幾ら体力が落ちるとは言えど、十分危険なんですから」
脱皮をした直後は体力が落ちる。本来ならば巣穴に身体を隠してひっそりと丸一日過ごす。
「 そんなに心配ならアズールの部屋かVIPルームにでもナマズちゃん入れておけばいいのにさー」
「 フロイド、そんなことを言うのはヤボですよ」
あからさまな態度も行動も気づかないからこそ観客は楽しいもの。 わざわざそれを口に出して指摘してあげる等、これから先のショータイムに水を差すような事は控えたい。
「 冗談じゃありません。 今の彼女なら金庫まで丸呑みにしてしまいそうですから」
＊＊＊
「 暑い……水……」
起き上がる動作ですら疲れる。 灼熱の太陽の元に出された時ですら、身体の内側から焼き付くような感覚をしたことがないと言うのに、人間の身体というものはやはり不便極まりない。
壁伝いにようやく到着したシャワールーム。 どうせあとで纏めて洗うからと、熱を下げるために一気にカランを回す。 滝のような勢いで頭から水がかかり、火照っていた身体の芯が冷えてようやくスッキリした。
「 どうせなら海の中を泳ぎたいものだけど、俺はどうにも性にあわないからなあ……」
この前ちょっとばかし亀の親子を追いかけたものだから、奴らがガラス越しに警戒の眼差しを向けていることを思い出して、どうしたもんかと目を閉じて考える。
「 でもなあ、俺の好物はカメなんだよなあ……ああ、カメ食いたい」
歯ごたえのある物や量があるものはいい。 例え一呑みできるものであっても、気持ちの部分で満足度が大きいから。
「 ……となると、やっぱりタコも食いたいんだよなあ」
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愛(プロフ) - 蒼井とーるさん» はじめまして、コメントありがとうございます！夢主イラスト可愛いと言って頂けて嬉しいです( *´꒳`*)ゆっくりではありますが更新頑張ります！ありがとうございます！ (2021年12月1日 18時) (
レス) id: 1c0863e534 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井とーる(プロフ) - 夢主イラスト、とてもかわよくて推せます！性格も最高に面白くて大好きです！頑張ってください！ (2021年12月1日 4時) (レス) @page5 id: f4c569577f (このIDを非表示/違反報告)
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