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「 お疲れ様でした。本日は忙しかったとはいえ、みなさんよく頑張って下さいました」
支配人からの挨拶が終わって、ようやく解放される時間。
ふと、窓の外を見ると亀の親子が。
大きくて脂肪がのっててなんてーー
「 美味そう……」
口元から垂れる涎にお構い無しに窓に顔を張り付けた。
仕事終わりにこんな大きな餌に遭遇できるなんて、俺は随分ついている、幸いにも向こうはこちらに気づいていない。
ちょっとばかし泳いで部屋に持ち込んで食べたらきっと誰にモバレやしない。
「 汚い顔で窓に張り付くのはやめて頂けますか？」
窓から顔を離されて、餌が遠ざかっていく。
ああそんな、殺生な……
頭を掴んだ犯人はアズールだ、また眉間に皺を寄せて此方を見下ろしている。
「 お話があります。貴方の部屋に行きますよ」
「 餌は？アズール食わせてくれんの？」
「 断じて違います！！」
＊＊＊
歩くのさえ面倒くさくて引きづられる形で俺の部屋にたどり着くと乱雑に部屋の扉を閉められた。
椅子に押し付ける形で座らせられると、アズールが懐から小瓶を取り出し蓋を開けて差し出される。
「 いらない、不味い｣
「 不味くても学園に残りたいのでしたら飲んでください。貴方、今月分飲まずに居ますよね？ご自分の身体の変化ぐらい分かるでしょう？｣
「 アズールさあ、自分で一度飲んでみなよ。どれだけ不味いもの人に飲ませてるか分かるだろうか｣
非常食用に隠していた缶詰に手を伸ばす。と、同時に小瓶の蓋が開く音。まさかと重い顔を上げると一気にアズールの口の中に消えていく液体。
うわ……本当に飲んだよコイツ。不味いだろ、お前そんなクソ不味いもん俺に飲ませてるんだ自覚しろ。
同情の目を向けていると、顎を掴まれた。
途端、口に広がる慣れた不味い味
舌と共に捩じ込まれる液体
吐き出そうにも、飲め。と言わんばかりに押し付けられ、仕方がなく飲み込む。
飲み込んだことを確認すると、ゆっくりとアズールの顔が離れていった。
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愛(プロフ) - 蒼井とーるさん» はじめまして、コメントありがとうございます！夢主イラスト可愛いと言って頂けて嬉しいです( *´꒳`*)ゆっくりではありますが更新頑張ります！ありがとうございます！ (2021年12月1日 18時) (
レス) id: 1c0863e534 (このIDを非表示/違反報告)
蒼井とーる(プロフ) - 夢主イラスト、とてもかわよくて推せます！性格も最高に面白くて大好きです！頑張ってください！ (2021年12月1日 4時) (レス) @page5 id: f4c569577f (このIDを非表示/違反報告)
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