下っ端くんが大好きな生徒会長さん【c.l.n】

Episode 6 ページ6

ころんside



クラスは一緒だけど全くもって関わりのない。




いや、関わり難い女子がいた。





もちろんそれは現生徒会長であるAAの事なんだけど




自慢じゃないけど大抵の女子は意味もなく僕に声をかけてきたりして来ていたから




名前は覚えてないけど何度か言葉を交わしたことがある子が多かった、だけど




僕が一方的に知って喋りたいな〜って思ってAのことを気にかけていた




後で知るけど別に僕が一方的に知ってたわけじゃないんだけどね…




生徒会に入る前から10クラス弱あるこの学年でAを知らない奴は多分居ないいても数人レベルだろう、って感じで




ほんとに高嶺の花そのものって感じ



そして僕はるぅとくんや莉犬くんが生徒会に立候補するって聞いたりみんなにやれば？って言われたりして



最初はダルいな〜って感じだった生徒会に立候補することになって



そしてやっぱりAも立候補していた



結果が出た時もみんな納得



副会長にはるぅとくん、会計には莉犬くん



受かるともなんとも思ってなかった僕も何故か書記になってり



生徒会に入れたということは一度も喋ったことないあの子と喋れるかもって考えてると





莉「まあAちゃんがなるのは当たり前って感じだよね〜」



って馴れ馴れしく言うから




こ「え、何、莉犬くん知り合い？」



莉「んー、知り合いもなにも中学一緒なんだよね」



る「えっ、そうだったの！？」



莉「うん、ベースは優しいけどかなり変な子だよ？かわいいけどね」



変な子！？ってなったけど今思えばまあ確かに…笑


って思ってたら僕達が先に集まっていた生徒会室に例のAがやってきて

僕、ガッチガチだった



『こんにちは〜…？』


控えめそうな声が聞こえてきたなって思ってたら

それは急に崩壊した



『あ！莉犬くん！！やっほ〜！今日もかわいいね〜よしよし！』




莉「あー！もう！やめてよ！Aちゃん！」




る・こ「「え？」」




『そっちは副会長のるぅとくん！で、書記の、あ！！ころんくんだよね！？ね？』


こ「は？そうですけど、、。」



『一度喋ってみたかったんだよね〜！ころんくんの雰囲気て良くない？？』



莉「ころちゃんのこと好きだね〜」



こ「いや、待って、何が！？」




『撫でていい？！』



莉犬くんの言ってたとおり変な子だ。


こ「撫でんなぁぁあ！！！」


別に嫌じゃないなってこれは言うと調子に乗るからダメだけど

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