下っ端くんが大好きな生徒会長さん【c.l.n】

Episode 5 ページ5

さ｢Aちゃんってさ、ころんのこと好きってずっと言ってる訳じゃん？もちろん本人にも｣



『え？まぁそうですけど』



さ｢その好きってさ、恋愛？それともただ単にすきってだけ？｣



その問に少しぎくりとしたがあくまでも本当のことを言った



『最初は恋愛感情も入ってたんですけど、まぁ見てわかる通り今は無いに等しいですね』



さ｢やっぱそうなんだ、なんかよく分からなかったから聞いただけだよ変に思わないでね？｣



変には思わなくても少しびっくりした


その曖昧なところを突いてくるなんてしかもやんわりじゃなくてド直球に


恋とかそういう単語が入ってくるのなんだか混乱してくるんだよね


あんまり慣れていないせいだと思うんだけど。


『別に変だなんて思いませんよ。

あ、そういえば、ころんくんってなんだかんだモテますか？』



さ｢他学年だし詳しくは分からないけど…それなりにモテるとは思うよ？｣



『ですよね〜』



さ｢嫉妬？｣



『え？嫉妬じゃなくて扱いの違いに悲しんでいるんです』


意味は違わくともころんくんに告白するような女の子もころんくんのことが好き。


そして同じく私もころんくんのことが好き。



『なのにっ！対応が私に対して塩過ぎる！』



さ｢ころんって誰に対してもそこまで優しくはなくない？特に女子に｣



『分かるけど、にしてもだよ！私にはゴミを見るかのような目で見てくるんだよ！？』



さ｢ご、ゴミ…笑｣



全く笑い事じゃない、今世紀最大に私は悩んでいる…！！！



『私はこんなにもころんくんのことが大好きなのにっ〜！』



さ｢えぇ？(困惑)｣



. . . . . . . . . . . . . . . . . . . .


____ 一方その頃 ____



こ｢くしゅっ｣



る｢ころちゃん風邪？｣


莉｢まぁ、もう冬だもんね、インフルだったら即座に休んでよね｣



こ｢そんなことないと思うんだけどなぁ……ひぇっ、悪寒もしてきた｣



る｢それ本格的にヤバいよ、明日休んでね｣

莉｢うんうん｣



こ｢学校は来るからな！｣


. . . . . . . . . . . . . . . . . . . .



さ｢ま、しょうがないから俺はころんとAちゃんの防攻戦を陰ながら見ておこうかな〜｣



『いつかころんくん私に優しくならないかなぁ』



さ｢そうしてほしけりゃ態度を変えろ｣



『無理無理無理無理無理無理』



さ｢な ん で だ よ 。｣

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