第四十話[日常はそう簡単に戻らない] ページ46
無事事件を解決して数日
私は何時もの様に仕事(太宰のも込み)をこなし
遅れてくるであろう太宰に、色々と押し付けてやろうと今日も日常を過ごそうとしていた
だが、
『.......あ、れ?』
やけに遅いな。
また川でも流れているのか?
何時もならこれだけで納得して済むのだが
今日は何処か嫌な予感がした
私の勘はよく当たると云うのに....
然も、結局"あの"後
「否、何でもないよ」
って云ってはぐらかされるし
『.......迷惑な奴(ボソッ)』
「どうしたA。手が止まっているぞ」
うげ、理想追求仕事依存症←
「.......貴様、
今だいぶ失礼な事を考えただろう」
『イイエナンデモアリマセン
ゴホンッ
.......それより、太宰遅くないですか?』
さりげなく国木田さんに聞いてみる
「太宰ィ?
あの奴また何処かの川でも流れているんだろう
全く仕事もろくにせんと___」
国木田さんの言葉は途中で遮られた
バンッ
『.......敦、』
「ハアッ、ハアッ.......」
敦は珍しく息切れしながら入ってきた。
様子がおかしい、何か焦ってる?
「なんだ小僧、
貴様も仕事...「太宰さんがッ______」
___なんだと?」
『..............え?』
"太宰さんがッ行方不明なんです!"
もう、何度中った事だろう。
其れに、自分でも信じたくないほどに、
心臓が早く動いていた。
『......太宰?』
"ねぇ今何処に居るのさ"
ラッキーカラー
あずきいろ
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作者名:蒼花 | 作成日時:2019年5月23日 18時