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*
……SIDE IS エレン……
おれがそこまで考えた時、
『ギャアアアアァァァァァッ、ァァァアアァァッ』
突然、巨大な獣の悲鳴みたいな大声が響いてきた。
なんだ･･･今の･･･
オ「あの巨人の断末魔か･･･？」
ペ「いや･･･違う。団長はあの巨人を殺したりはしないはず」
グ「あぁ、貴重な情報が聞けるチャンスだからな」
情報･･･
そうか。
あの巨人は中に人間がいる。
おれと同じように、うなじから人間が出てくる･･･
そいつから情報を聞き出すってことだ･･･
一体どんなヤツが･･･
エ「あの･･･おれたちはずっとここで待機ですか」
ペ「とりあえずはね。少なくとも信煙弾が上がるまでは私達は動けないし、今だって何もしてないわけじゃないのよ」
エ「え？」
オ「ちっ、お前ちっともわかってねぇな。いいかガキンチョ。今俺たちはここでお前を守ってんだよ」
あ･･･っ
『適切な距離であの巨人からエレンを隠せ』
オルオさんの言葉を聞いた瞬間に、リヴァイ兵長が言ったことを思い出した。
そうだった･･･
ﾊﾟｼｭｳｳｩｩｩｩｩ･･･････
エ「ぁ」
今度は、木々の合間から見える空に、見たことのない色の信煙弾が上がった。
グ「どうやら終わったようだ」
エ「･････えっ」
オ「中身のクソ野郎がどんな顔してるか拝みに行こうじゃねぇか」
エルドさんが『行くぞ！』と真っ先に木の下へ降りた。
立体機動で馬を繋いだ場所まで移動する。
エ「本当に奴の正体が･･･？」
ペ「エレンのお陰でね」
その言葉にちらりと振り向くと、ペトラさんがおれの後ろにいた。
エ「おれは特に何も･･･」
ペ「私達を信じてくれたでしょ？あの時、私達を選んでくれたから今の結果がある」
ペトラさん･･･
ペ「正しい選択をする事って、結構難しいことだよ」
オ「オイあんまり甘やかすなよペトラ。今回エレンはエサ以上の働きは何もしてねぇよ」
エ「そこまで言います？」
おれはさすがに少しムッとして、オルオさんを軽く睨んだ。
ﾊﾟｼｭｳｩｩｩ･･･
あ、また、信煙弾･･･
グ「きっと兵長からの連絡だ」
そう言って、グンタさんが同じように信煙弾を放つ。
ｶﾁｬ･････ﾊﾟｼｭｳｩｩｩ!!
グ「兵長と合流するぞ！」
言いながら、信煙弾の上がった方向へ、グンタさんはアンカーを勢いよく飛ばした。
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ico(プロフ) - カレンさん» 嬉しいご感想ありがとうございます！励みを頂き力が湧きます！頑張ります！ (2018年6月20日 15時) (
レス) id: ba96530b2c (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - とっても面白いです！これからも頑張って下さい！ (2018年6月17日 23時) (レス) id: 5dabf5f2d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ico | 作成日時：2018年6月9日 14時
