【BL】【仮面ライダー】冗談も程々にしろ！【短編集】

某国民的海産物アニメの最終話の議論(凌+貴) ページ18

※本当に。おふざけです。何でも許せる人向け。





「貴虎」
真剣な面持ちで凌馬は貴虎に話しかけた。
何かベルトの事についてだろうか？無意識に背筋が張る。
ふぅ、と一呼吸ついて本題へ入った。
「…議論をしないかい？」
こう、真剣な時は貴虎も真剣である。新●真剣y…ダークドライブ…？ま、まあ(？)気を取り直して、
「議論…？何の議論だ」
じっと、貴虎を見据える。

「サ●エさんの最終回についての議論だよ」
貴虎は転けそうになる。いや、座っているので転けるはずもないが、この展開は転けるに決まっているだろう。
「何故俺がそんな議論をしなければならないんだ」
大きめの溜め息を吐いたが、凌馬は気にすることなく話を続ける。
「あのサザ●さん、長らく続いているじゃないか。最終回位気になるだろう？」
「ならんな」
即答である。
「はぁ…全く、つまらない男だよ」
(´・ω・`)
まさに、この顔である。
拗ねた凌馬を見かねて、貴虎が呆れる。そして、諦める。
「…仕方がない。議論しよう」
その瞬間、凌馬の瞳が
ｷﾗﾘﾝｯ☆
と光り輝いた気がしなくもなかった。
「流石貴虎だよ。私が認めた男だけある」
ごほん、と咳払いをして、
「まず、君が『さーて、来週の●ザエさんはー？』と言う。」
「わかった」
「では始めよう」
パン、と手を叩いて開始を宣言した。
まず、貴虎の低音イケボ。
「さーて、来週の●ザeさんはー？」
次に凌馬が声真似をしながら言う。
「すけとうだらです！おじいちゃんの最後の髪が抜けたです！かわいそうです……一体、どうすればいいですか？次回『波平の一本髪』『波平の隠蔽』『さらば、一本髪』の三本をお送りいたします！」
笑いを堪えながら貴虎がお決まりの台詞を言う。
「来週もまた見てくださいねぇ〜！じゃんwけん、ぽん！！ｳﾌﾌﾌﾌﾌwww」
パン、と手を叩き、終了。
貴虎の笑いは止まらない。しかし凌馬は至って真面目である。
「どうだい貴虎。これこそが頂点の最終回ではないか」
机に伏せても笑いが止まらない貴虎はサムズアップをする。
「そうだろうそうだろう。波平さんの一本髪はこんなに長く残っていることが奇跡というべきだからね。うんうん」
もう、なんなんだこれ。
貴虎はそんな思いを何処かに忘れ、暫くツボから出れなくなっていた。
そんな貴虎を凌馬は微笑みながらビデオを撮影している。
つまり、これは後の屈辱となるのであった…


『次の話もまた見てくださいね〜！じゃんけんﾊﾟｱｱｱｱｱｱ*°∀°*』

一口(凌×貴)　短文→←君専用(凌×貴)※

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