【BL】【仮面ライダー】冗談も程々にしろ！【短編集】

インドア派の遠出。夜。(凌×貴)※ ページ8

※結構大人向け。エグチ。死んだ。





凌馬と貴虎は、簡単に作った料理を食べ、そのままテントへ入った。
凌馬は何食わぬ顔で寝る準備をしたが、貴虎が呆然と立ち尽くした。
「どうしたんだい、貴虎？」

本気で言ってるのかお前…！？

と言わんばかりの顔で凌馬を睨む。
「……」
すると凌馬は眉間の皺を解しに来た。
「この私が…僕が忘れるわけがないだろう」
ほっとしたように貴虎は微笑し、素直に押し倒される。
凌馬のシャツのボタンを外し、自ら唇を重ねた。
「君も誘うようになったじゃないか」
貴虎の来ていた服を脱がし、身体に紅い華を咲かせた。
「＿っ…ふぅ…」
感じる所を優しく撫でる。冷たい空気と暖かさにクラクラしてくる。
「慣らした方が良い？」
貴虎は早く繋がりたい気持ちである。いらない、というように首を振る。
「まぁ貴虎なら大丈夫かもね」

凌馬は貴虎に自身を挿れた。
ずぶすぶと受け入れていき、中が熱くなっていく。
「っん、ぁ、あぁっ…」
段々と動きを付けていく。足が震え、中から蜜が溢れる。
「ん、んんっ…よごれ…ｯｯ」
汗と蜜にまみれながら、凌馬は押し込んでいく。
「もっとその顔、見せて…ｯ」
激しく自身を流し込み、中か狭くなる。手を強く握り、繋がりを実感する。
「まっ…んぐｯｯ＿＿あｯあｯ」
ぎゅうぎゅうに押さえられ、一瞬、凌馬はにやりとする。
「っ、いかせてあげる…」
熱くなった白濁をトロリと放つ。
「ぐぁ……ｯｯ！？す"はぁっ＿＿ｯ」
一気に飲み込み、腰が溶けそうになる。冷たい風がいつの間にか甘い風へと変貌していた。
貴虎は気が朦朧としていき、ゆっくりとした微睡みへ落ちていく。


テントの上にある薄めの窓よりさしこんで来る日光が頬を照らす。
暖かみに目を覚ました貴虎は重い体を起こした。
昨夜のことを思い出したが、頭を振ってすぐに外に出た。

透き通るような空気を吸い込む。その瞬間、口に何かが入った。
「っ！？」
それは柔らかい身がほぐれる焼き魚であること、目の前で笑顔で差し出す凌馬がいることを認識した
「おいしいだろう、そうだろう！」
「あ、ああ…」
どう言えば良いのか解らず、少し微笑むと凌馬は貴虎の頭を撫でる。
「おはよう。昨日はとても可愛かったよ」
何とも言えない複雑な気持ちになったが、貴虎は笑顔で返す。
「おはよう、凌馬」

美味しい空気をいっぱいに吸い、二人は二日目の朝を迎えた。

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