【BL】【仮面ライダー】冗談も程々にしろ！【短編集】

長期休暇を取りましょう(凌×貴) ページ27

研究室に響く、凌馬の大声。
しかもこの部屋には湊耀子とシドもいるのだ。
「貴虎ぁ、夏なんだから休暇くらい取りなよおぉぉぉ…」
後ろからの抱擁。貴虎は椅子の上に座っているため身動きが取れない状態である。
「俺も休みたいがそうにはいかない」
間髪入れずに即応答。
「この私の権限を使い、強制的に休暇を取らせることだってできるんだぞ？」
とても大きい溜め息が広がる。
「職権乱用だ」
ビシッ、という効果音が相応しいのか、貴虎を指さして叫ぶ。
「そう…全部私のせいにすれば良い！」
『『『ポカーン』』』
全員、唖然状態である。
「私が君に重労働を強いた挙げ句、××××もやっt」
「ちょっと待て」
すかさず貴虎が突っ込む。聞かれてはいけないことだ。きっとそうだ、そう信じている。
滑らかな移動で湊&シドは二人の会話を近くで聞いていた。
「(おいおい…プロフェッサー達はそんな関係だったのかよ？)」
「(私に聞かないで…って、直接脳内に…！！)」
謎のテレパシーを駆使して聞き取れた情報の交換を二人は行っていく。
「俺はお前との関係を黙っておきたいんだ」
「いいじゃないか、君も楽しんでただろう」
「そういう問題ではない」
そんなやり取りが続くと、凌馬はいつも彼が使っているカメラを用意した。
「君のかわいい姿、捉えといたから☆あ、これ広めても良いな…」
「今すぐ消せ！！！」
にっこり、策士スマイルの凌馬。
「君が長期休暇を取ってくれるなら広めないが？」
はぁ、、今世紀、最大の溜め息が蔓延する。
「長期休暇、取るから勘弁してくれ」
「じゃ、今から家帰って復習の時間にするよ」
二人は研究室を出て、走り出す。(強制)
きっと夜は眠れないと覚悟する貴虎であった。

残されたもう二人。
「…幸せそうね」
「…だな」
二人は顔を見合わせる。同じことを考えているようだ。


““休みが無い””

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オチが謎。
この先は書けませんごめんなさいｲｲｲｲｲｲ…

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