【ダンウォ】図書室で出会ったあの子

◇No28 ページ32

小林「……手続き完了よ」

静かな波の音の中、凛とした声が混ざる


鳥居「わかったー。……ありがと、わかば」

……彼女は船の中に長くいたせいだろうか

ハキハキとしていた声は、少しトーンが下がっていた


小林「……どういたしまして。あ、コハク、貴女はいつも通り……」

楠木「わかってるさ……。『あいつら』の監視だろ？」

言い切る前に言葉を被せた

自分の役割をわかりきったかのように、ニヤリと不適に笑う……


小林「わかってるならいいわ……。シュリ、貴女はうちについてきて。案内するから」

ふっ、と息を吐き出し、彼女は歩き始める


鳥居「はーい」

……さぁ、これから大きく動き出す

そう、全ては彼女を変えさせた元凶を……


楠木「……俺も行くか。あのムカつく元凶の元に、な」


……潰すため

ーーーーー
ーーーー
ーーー
キーンコーンカーンコーン

休みを告げる鐘が鳴る


猿田「そこまで！！」

それと同時に、教官の大きな声がずん、と響く


瀬名「お、終わった……」

グタッとした生徒が一名

そうです俺です、瀬名アラタです


結局、全然解けなかった……

空欄ばかりのテスト用紙を提出し、机にへばりつく


猿田「今日はここまで。結果は明日だ。次はウォータイム、遅れるな」

起立、礼、の後で、教室は一瞬にして騒がしくなった

……よっしゃ！！やっとウォータイム！！


瀬名「今日のミッションは何かなっ！！」

さっきのテストのことは、すっかり忘れて

ルンルン気分で司令室に向かった……


〜〜〜
こんちは！公立受験前日;;
な、キャッツアイです！
入試終わったら大量更新を予定してます！
お待ちくださいっ！

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