【夏油傑】ぬいぐるみのツギハギ取ったら原作壊したかもしれない件について。

顔面国宝大優勝 ページ8

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「お帰り。ご飯出来てるよ」

『･･････嫁ッ』

「せめて旦那にしてほしいな」



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あんな事があって早数日。
私の適応能力の高さを褒めてやりたい。

仕事から帰ったら推しがいる。
推しがご飯を作って待っててくれている。



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『旦那は恐れ多い･･っ』

「じゃあ旦那様？」

『貴方の嫁はごじょるですから』

「アレが嫁は死んでも有り得ない」



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嫌そうな顔で舌打ちをする推しさん。
あ、もう認めましたよ。推しだって。

だからモドキさんから推しさんへ。
流石に名前を呼ぶ勇気はない。



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「いつになったら名前で呼んでくれるのかな」

『一生無理だと思いますが』

「それは無理矢理でも呼ばせたくなる」

『鬼畜！神！優勝！！！』

「褒めてる？貶してる？？」

『全力の褒め言葉です←』



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推しさんはあの日以来ずっと私の家に居る。
恐れ多いが困っているならば仕方がない。

家で料理をしたり洗濯をしたり掃除をしたり。
･･･････いやもう嫁じゃん。



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『嫁が嫁すぎて辛いけど嫁だから嫁なんだ』

「･･･････呪言？」

『使えるなら私は自分を呪いますね』



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訳としては嫁が嫁すぎて辛いって事です。
めっちゃいい匂いするしえっちぃし←

普通なら推しと屋根の下とか発狂もんだろう
私は嫌われたくないから心の中でだけ((



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『どーーーー･･･すれば嫌ってくれますか』

「情緒大丈夫かい？病院付き添おうか？」

『え、妊娠は出来ないんです。すみません。』

「ふふ。まだ手は出さないよ。･･････まだね」



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ジョーク兼本気の言葉を掛けてみても効果なし
いや【まだ】って何。【まだ】って。

ふふっ、て。ねぇ、ふふって。
いやもう漫画万歳。推し万歳。今なら死.ねる



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「君も頑張ってるんだし、私も働こうかな」

『働いた暁には会社潰れるんで辞めましょう』

「え。私疫病神か何かなの？」

『んぐッ』


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ちょっと哀しそうな目の潤ませ具合。
これはもう押せばいいやって思われてません？

いやもう本当にその通りですけどねッ？！
疫病神じゃなくて最高神ですよ！



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『顔面強すぎて女性社員が働かなくなります』

「会社としては大ダメージだ」

『あとは私のような限界ヲタクが発狂します』

「君は日を増す事に冷静になってるね」



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君以外に顔を見せるつもりはないよ。
推しさんは妖艶に笑って言い切ってしまった。

必ずここへ帰ってこよう。→←楽しい同居生活の始まり(？)

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