検索窓
今日:21 hit、昨日:4 hit、合計:127,227 hit

 ・  ページ3

.



1ヶ月前、突如現れた殺人者――【死神】。



人物の素性、異能力の有無、単独の犯行か組織的な犯行かなど、情報が少ない。

犯人は決まって、殺人予告を標的に送り付ける。



これまでの被害者は様々で、

ヤクザの次期組長、名の知れた元政治家、塾講師など、特に共通点が無い。

1週間前に死んだ男は元自衛官で、対人戦闘の実績はトップだった。

しかし、被害者は接近戦闘の末、刃物で胸を滅多刺しにされていた。

元自衛官をも凌ぐ実力者か、異能力によるものか、それも定かではない。









.









「そして今日、これが探偵社に届いた」





次に出した写真には、街を歩く中也の姿が写っていた。





「【ポートマフィア幹部、中原中也を狩ります】……だってさっ!」





太宰は嬉しそうに「おめでとう」と云うと、中也は「死ね」と一言吐き捨てた。





「態々探偵社に知らせる辺り、相手は俺達も挑発している」



「“止められるものなら、止めてみろ”か。んで? 手前等は俺の護衛でもしてくれんのか?」



「ご丁寧に時間と場所も送られておいて、探偵社が動かない訳にも行かないからねぇ」



「へぇ、仕事熱心になったもんだなぁ」





「それで? 中也は何故此処に?」





部下も付けず、たった一人この場所へ来た中也。

すると、中也は封筒を取り出してヒラヒラと振った。





「招待状が来たから出向いてやったんだ」



「まさか【死神】からか」



「狙って来るなら好都合。返り討ちにして潰してやるよ」





その時、暗闇の方で「カタンッ」と音が鳴った。





四人が視線を向けた先に、

長い外套にフード、特徴的な仮面を着けた人物――――【死神】が立って居た。



.

 ・ →←倒せない敵【かえん様リクエスト】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (212 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
349人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ソルト(プロフ) - この作品にてねこぱふぇさんの作品を全て読み終わりました。どの作品も面白く1日で読み終わってしまいました…これから2週目に入ります。今後のご活躍を期待させていただきます。 (2019年6月14日 0時) (レス) id: 61b043fd1c (このIDを非表示/違反報告)
鶴媛(プロフ) - ネコぱふぇさん» 弟君の幼女化ありがとうございました!!弟君シリーズすごく好きです!!これからも応援しています! (2019年4月30日 21時) (レス) id: 3faee80352 (このIDを非表示/違反報告)
名無しのごん子 - 獄都事変とコラボしてガッツポーズしたのは私だけじゃないはず (2019年4月29日 21時) (レス) id: 1eba992f2c (このIDを非表示/違反報告)
ネコぱふぇ(プロフ) - 大阪さん» すみません。バチカン奇跡調査官は詳しくないです。 (2019年4月29日 10時) (レス) id: 3da7122dd2 (このIDを非表示/違反報告)
大阪 - リクエスト、まだ大丈夫でしょうか?バチカン奇跡調査官とのコラボがみたいです… (2019年4月29日 5時) (レス) id: 513b666ef4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ネコぱふぇ | 作成日時:2019年3月24日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。