＊高尾和成のわがまま＊2＊ ページ9
「Aさーん、起きてくださーい」
「うん……？まだ5時半…………」
今日は平日だが、いつも起床は6時だ。眠い。
「今日はデートの日ですよー」
「……デート！？」
「お、起きた」
そりゃ跳ね起きもするわ！
爆笑する和成に、笑われた事と早く起こされた事のぶんを込めてつっかかり気味に聞く。
「和成、今日お仕事じゃないの」
「残念、今日は休みなんだな〜」
「何それ聞いてない……ていうか、どこ行くの」
途端、
「良くぞ聞いてくれました！」
和成の目が輝く。もう、本当に子供みたい。
と思っているうちに、和成が私の手を取った。
「どこへ行くかって？へへっ、
『和成くんプロデューススペシャルデートコース』、なーんてなっ！
……今日のAの時間、俺にちょうだい？」
「……良いよ、あげる」
サプライズでデートをくれるなんて、本当にうちのダーリンはハイスペック。
「ここって……」
早めに支度して、車で1時間。
「そう、俺達が初デートした遊園地！」
「おお…………」
何とも言えない懐かしさが込み上げる。
そういえばあれ以来、来る機会はなかったな。
「早めに来たつもりだったけど、もう結構並んでるね」
「最初は地道に並んだよな、懐かしー！今日の俺達は並ばないけど、な？」
そう言って取り出された、2枚の前売り券。
「ああああ、何それいつから！」
「1ヶ月前から」
ハイスペック！！と叫んだ私に、彼は満面の笑みで応えてくれた。
和成が頼んだ券にはアトラクションの優先券も付いていて、
私たちはすいすいガンガン遊園地を楽しんだ。
気が付けば、もう空はオレンジ色に変わり始めていて。
「こんなはしゃいだの、めっちゃ久しぶり……」
「だな！……あといっこ、乗りたいんだけどさ」
大丈夫？と言われ、当たり前、と返す。手を引かれて辿り着いたのは、
「観覧車……」
「覚えてる？前来た時、絶叫系乗り過ぎて時間間に合わなかったよな！！」
「あー……あー！そういえば乗ってない！！」
若き日の阿呆な振る舞いを思い出し2人して爆笑。
「んじゃ行くか！」
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ゆな子(プロフ) - 高尾ちゃん&笠松&黛は一番キタわ。心臓が3ついりますね。 (2019年8月27日 17時) (
レス) id: 590d5b732c (このIDを非表示/違反報告)
赤 - 最高でした。赤司くんと黛さんのが特に最高でした。きゅんきゅんしました！！！！ (2018年9月4日 12時) (レス) id: 14fcda4380 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか - 大ちゃんありがとうございます！いつも楽しく読ませて貰ってます！！大ちゃんに萌えましためっちゃ（笑） (2017年9月30日 8時) (レス) id: b6dcf803c3 (このIDを非表示/違反報告)
伊月千歳@白咲智歌(プロフ) - もろへいやさん» そうなんですか！わかりました！ (2017年9月24日 9時) (レス) id: e71731f15b (このIDを非表示/違反報告)
もろへいや(プロフ) - 伊月千歳@白咲智歌さん» 大変申し訳ないのですが、こちら残り話数がかなり少ないので、現在リクエストにはお応え出来ません。本文中に明記せず本当にすみません……ご理解頂けると幸いです。コメントありがとうございました。 (2017年9月23日 23時) (レス) id: 0747be2c14 (このIDを非表示/違反報告)
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