〃VS秀徳*終 ページ9
*
▽火神side
残り3秒____
緑間はシュートモーションに入る。
「(ここまで来て負け……てたまるか!!勝つんだ!!)」
跳べるのは2回と言われた。
もう既に言われた数は跳びきってしまった。
だけど…!
折れてもいい…
動けよ、オレの足!!
前の試合もこの試合も最後に足手まといでいいわけねーだろ!!
「ああああ!!」
叫びながらも渾身の力を振り絞り…跳んだ。
けど、ソイツは……緑間は、こんな場面でフェイクをかましてきた。
「!?」
「だろうな。信じていたのだよ。
たとえ限界でもオマエはそれを超えて跳ぶと…」
「しまっ…」
先を読まれた。
俺は、読み切れなかったっ…
「決めろ、緑間ァ!!」
次こそ本当のシュートモーションに入る緑間。
見るからにして、相当な集中力だ。
もう、ダメだ―――
*
「いけぇぇっ!!
―――黒子ぉっ!!!!」
「……ッ?!」
「ボクも信じてました、火神君なら跳べると。
そしてそれを信じだ緑間君が一度ボールを下げると」
しかしこの状況でもなお、一人の選手は冷静で。
そしてもう一人、ベンチにいる選手も、諦めてなかったらしい。
そいつ―――黒子は、緑間の後ろで息をひそめていた。
最後まで2人(オレと緑間だろう)を信じ、後ろで息をひそめていた。
もう一人―――鈴村は。
最初から、オレと緑間……そして黒子を信じてた。
黒子が、緑間のもつボールを叩き落とす。
と同時に
試合終了のホイッスルが鳴り響いた。
「試合終了―――!」
122人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アイスクリーム(プロフ) - はじめまして。この作品すごく楽しく読ませてもらいました。無理のないように更新を頑張ってください。茶川さんと虹村さんが仲がいいところがかなり好きです。応援してます。 (2020年5月3日 1時) (レス) id: 88f513c2be (このIDを非表示/違反報告)
十夜 - 私は中でも茶川ちゃん推しだからだと思うけどそろそろバスケでも活躍して欲しかったり(( (2019年7月16日 2時) (レス) id: c029fe2fa8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 小冬さん» ありがとうございます!完結までは時間がかかりますが、付き合ってくれると幸いです! (2019年7月6日 8時) (レス) id: b62f39a03d (このIDを非表示/違反報告)
小冬 - とても面白かったです!!初めから最後まで夢中になって読みました。これからの先が、とてもおもしろそうです!!楽しみにしています。頑張ってください! (2019年6月29日 14時) (レス) id: b394ae1541 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 十夜さん» イチャつく…考えてみますね← (2019年4月30日 8時) (レス) id: b62f39a03d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ