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▽茶川side





「大坪君が日向君のマーク!?」

「3Pシューターを止めることで、点数を抑えようとしてる……?」


予想外、とでも言うように、リコさ……カントクさんと鈴村さんが声を上げる。


結局、鈴村さんが入れた3P×2は緑間君によって返されてしまった。
これが原作の【修正力】ってやつなのか……


兎にも角にも、ここで原作通りに進んでいくなら、今頃日向さんはどうするべきかと必死に考えているはず。


彼は、去年のトリプルスコアで天才と素人の違いを思い知らされた。

きっと、悔しかっただろう。
たぶん、やめようとも思っただろう。

それでも、バスケが好きで、ここまで這い上がってきた。


そんな彼が、負けるわけが………ない!!

だから。








「日向さん!走れえっ!!」




その声が聞こえたのか否か。彼は、3Pラインからはるかに遠いとこにまで走り、黒子君は介してボールを受け取った


「決めろ日向ァ!!」





いつも以上に綺麗なフォーム。
言うまでもない、これは……入る。




残り5秒。
彼のシュートが決まりついに誠凛は逆転………


「……逆転!?」
「うわああ信じらんねぇ!!残り数秒で誠凛が勝ったぁ!!」

「「違う」」


優ちゃんと声がハモった。
一瞬、勝利を確信しかけた1年生組が驚いたようにこちらを向く。

そして、私の耳には獲物を見つけた鷹の声が届く。


「「まだ、終わってない/です」」

《終わってねーよ、まだ!》




まだ秀徳は生きている。
エース様の相棒が、速攻を仕掛けてきたから。




____




ボールは既に緑間の手に渡っていた。
近くにいるのは、もう跳べない火神。非常にまずい状況だ。



「なぜオレが遠くから決めることにこだわるか教えてやろう。
3点だからというだけなはずがないのだよ。」



バスケットにおいて僅差の接戦の時、残り数秒の逆転劇は珍しくはない。

……が、場合によっては苦し紛れのシュートでそれが起きる時もある。

そんなマグレを、彼は許さない。



「だからブザービーターでとどめを刺す。
それが人事を尽くすということだ」


ついに決める。
本当に、最後の運命の1球を。

〃VS秀徳*終→←〃



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アイスクリーム(プロフ) - はじめまして。この作品すごく楽しく読ませてもらいました。無理のないように更新を頑張ってください。茶川さんと虹村さんが仲がいいところがかなり好きです。応援してます。 (2020年5月3日 1時) (レス) id: 88f513c2be (このIDを非表示/違反報告)
十夜 - 私は中でも茶川ちゃん推しだからだと思うけどそろそろバスケでも活躍して欲しかったり(( (2019年7月16日 2時) (レス) id: c029fe2fa8 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 小冬さん» ありがとうございます!完結までは時間がかかりますが、付き合ってくれると幸いです! (2019年7月6日 8時) (レス) id: b62f39a03d (このIDを非表示/違反報告)
小冬 - とても面白かったです!!初めから最後まで夢中になって読みました。これからの先が、とてもおもしろそうです!!楽しみにしています。頑張ってください! (2019年6月29日 14時) (レス) id: b394ae1541 (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - 十夜さん» イチャつく…考えてみますね← (2019年4月30日 8時) (レス) id: b62f39a03d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユキ | 作者ホームページ:  
作成日時:2017年5月14日 11時

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