現実ってそううまくいかない...わけでもないんだよね〜黒バストリップ〜Part7

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＊

▽鈴村side



｢確かに実力テストは成績には関係ないわ!
けど…ウチの学校は一学年約300人。その順位がはっきり出るのよ｣

｢そして下位100名は来週土曜に補習。これが問題なんだよ｣

｢え…あ!｣


伊月先輩の言葉に、漸く事の重大さに気付いたらしい。来週の土曜日は決勝リーグ。
つまり、万が一補習にでも引っかかれば試合に出場不可能となる訳だ。

と、いうわけで。


｢つーわけで!中間の結果で危ないと判断したら、今夜からカントクん家で勉強合宿だ｣



勉強編、開幕。


_____


(カントクん家…?)

｢お前ら……｣←


何を期待したのか。カントク(異性)の家に反応する辺り流石男子高校生と言ったところか。
当の本人はというと｢勉強だからね?言っとくけど…｣と満更でもない様子。

そう思っていた時期がありました。

｢補習で試合に出れんかもしれんバカにウフフな展開なんぞあると思うなよ｣

頬を赤らめた所から一変、威圧感出しまくるからビビった。分かってたよ、分かってたけど…!


｢じゃ、少なくとも俺はそーゆー展開があるわけですね｣←

｢｢!?!?｣｣


あれ?←


｢冗談ですが。｣



まぁ、ぶっちゃけカントクの家は楽しみですけどね!←


____

黒山side


｢う…ん。まぁこれなら大丈夫じゃない?あとはちゃんと復習しといてね｣
｢あと残るのは…｣


降旗君、河原君、福田君はどうやら点数的にも問題なかったようで一安心です。
で、残るは…


｢はい｣
｢うす｣


黒子と火神君。


｢はーい｣←


と、鈴村←

レギュラーである二人は決勝リーグではもちろん、誠凛バスケ部にも必要不可欠な存在だ。
鈴村は……まぁ、決勝リーグは別として。少なくとも貢献はしてるだろうし。


｢じゃ、まず黒子君ね｣


結果から言うと普通。
特別良いというわけでもなく悪い訳でもない。
国語は81点と結構高得点だが。

｢わっ、悪くないわ!けど特によくもない!!｣
｢あ、でも…国語はいい!｣
｢よかった!けどフツーだやっぱ!｣

｢……｣


なんというか、うん。
ドンマイ!←

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