〃 ページ18
*
鈴村side
伊月「鈴村、ナイスじゃないっすか!!」
「……(スッ」
唖然とした空気の中、伊月先輩だけが得意の駄洒落で褒めてくれた。とりあえず片手を上げて返しておく。
因みに、誠凛のベンチではこちらの空気とは対照的だった。リコさんに至っては親指を立てている……
多分、りっさん本人が皆に説明したんだろう。
折角なので、ここで肝心の作戦をネタばらしするとしよう
ー回想ー
「……仕返し?」
『そ、仕返し。と言っても暴力じゃないけどな』
「即退場させられるだろうな、冗談抜きで」
『まぁそれは置いといて……鈴村さん、あの津川君が強い奴をマークしたがるのは知ってるよな?』
「うん」
『と、いうわけで
次、
シュートぶち込める?』
「……はィ?」←
『パスの方は伊月さんあたりに頼んで。私からの提案だとか言ったら分かってくれる、多分ね』
「んな無責任な……」
『……黒子君馬鹿にされたままでいいの?』
「それは嫌だ」←
ー回想終了ー
で、なんだかんだで伊月先輩に承諾してもらい……今に至るワケである。
作戦だとは分かっているものの、未だ彼女の意図が読めない。一体、何がしたいんだりっさんは……
津川「すみません!
マーク変わって貰えないですか?」
黒子「……!!」
「はあ?なんでだよ。お前は……」
「……あ」
…
そういう事か
津川「いやぁ…もう一人、強い奴がいたみたいなんで!!」
彼は、黒子や火神のように特殊なプレーをする者にマークにつきたがる。
現に彼は、黒子のマークをしたがっていた。
……が
津川「えっと!確かパス回ししてた人!だよね?!今から俺、キミのマークするからよろしく!
いやー、それにしてもシュート打てるんだったら教えろよー!!まぁ、もうすぐ試合終わるから俺らが勝つことは変わりないけどなぁ?」
もし、特殊なプレーをする者がコート上に二人、いたならば
「……それはすいませんでした。
けど
そんなにボーっとしてたら、」
______バシィッッッ!!
___
黒子「
日向「……(パシッ」
_____スパッッ……
津川「…!!」
「足元、すくわれるよ?」
きっと、目移りするハズだ。
つまり、これは_____
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藍斗 - おもしろかったです! 更新頑張ってください 応援してます! (2016年9月10日 11時) (レス) id: 74bee11643 (このIDを非表示/違反報告)
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