〃 ページ19
鈴村side
相手が向ける視点を、俺に変えさせ
夢中にさせる_____
つまり、これは____
「……ハァ」
思わずため息が溢れる。
俺がシュート決めること前提に考えるとか…もしも外したらどうするんだ。
まぁ、絶対外さないけどな←
黒子「拓君!」
「……ッと。」
そうこうしているうちに、黒子からパスが渡った。
おぉ、てか黒子のパス受けるの今回が初めてじゃん!!←今更
やっぱ回転してるだけあって勢いが凄いな……
津川「させるか、よッ!!」
パスを受け、シュートを打つ体制に入ればさせまいと言わんばかりにマークを固くする彼。やはり、黄瀬を止めただけあるな。
「……黒子。」
シュートする体制を崩し、再び彼の名前を短く呼ぶ。黒子……彼のいる方向へと身体を時計回りに反転させる。
津川「……!!」
シュートと見せかけてのパス。突然の変更に彼はついていけなかったようで。
一瞬だけ、彼の動きが遅れた。
……隙あり。
俺は、持っていたボールを黒子へと投げた。パスは繋がり、伊月先輩の両手へと収まる。
数秒後、期待を裏切ることなくゴールが入った合図であろうホイッスルが鳴った。
「……」
黒子「……」
呆然とその場に立ち尽くす津川君を背景に、俺と黒子はすれ違い様に、お互いの手と手を重ねて弾んだ音を鳴らした。
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藍斗 - おもしろかったです! 更新頑張ってください 応援してます! (2016年9月10日 11時) (レス) id: 74bee11643 (このIDを非表示/違反報告)
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