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久々に授業をさぼった。
演技をやらないかと、最近言われてたけど...やっぱりそれは自分には向いてない気がする。

マルチプレイヤーの創出ってなんだろ...
動画で踊ってみたしてるし、MVだっていい評価なら...十分マルチってるんじゃないのかな。
まだ何か足らないのかな。
幅広くレッスンを受けてはいるけど、どれも極めるほど卓越してる訳でもないし。
屋上で考えていたけど暑くて、あたしは利用した事がない特待生用の部屋を覗いてみる。
玲明から秀越に上位の者が特待生になるのもそうだけど、秀越から玲明の編入でも特待生なんだよね〜!
((...誰もいない使っちゃお...))

広いフロアに大の字に横になり、写真を撮って送る...マネに。
すぐにコールが鳴り、何やってんだと怒られる。
「だってさ、マルチってるのに?これ以上何していいか分かんないんだもん」
「動画に響かない程度に、オファー来たら受けようか?結構断ってんだよな。A嫌がるから」
「何を断ったの?」
「Aの好きなあのグループ?ドラマ出てる人も多くてさ。それとか?」
「言ってよ〜!あの人達絡みなら出るよ?喜んで!ゆづくんなら靴でも舐めるねっ!」
「まぁ、決まったらすぐ言うから。別にこれ以上マルチに拘ることないって!じゃ、授業は出る事〜」
「はいはーい」

スマホで暇潰しにArticle of Faithを踊って撮ってみた。
今度はすぐりっちゃんに送ってみた。
【この曲1番好き!】
りっちゃんにしては珍しく起きてたらしい。
「制服で踊ってるの〜見えちゃうよ?」
「見えてた!?」
「嘘。これ動画上げれば?制服可愛い。今度制服で写真撮ろう?」
「りっちゃんも制服ね」
それを送って寝てしまったらしい...
随分長い事寝てたのか、先生達が倒れたのかと話していた。
具合が悪いなら保健室へ行けと心配されて、今更サボったなんて言えず保健室で寝ていた。

次に起きた時には零くんが迎えに来ていた。
「具合悪いのか?車呼ぶか?」
「...歩いて帰る」
鞄を持ってくれて手を引かれ帰る。
「零くん、ごめんね。サボってレッスンしてたら寝ちゃってさ...言い出せなくて?」
これ撮ったんだ、と見せると機嫌を直して見てくれる。
「見えそうだぞ、上げんのか?」
「...血なのかな?りっちゃんと同じこと言うね?」
「ばーか。男はそういうの見ちゃうんだよ」
「だから!あたしにそういうの話さないでって言ったよね?」
「サボった罰じゃねぇか?」
「動画でバラそっ!」

もちろん帰っても爆睡したオフの日。

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設定タグ:あんスタ , 朔間零 , 朔間凛月   
作品ジャンル:アニメ
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作者名: | 作成日時:2020年8月26日 4時

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