〈歌い手〉〈KZ〉月の光に照らされてＳｅｃｏｎｄ〈トリップ〉

その35 ページ2

その日も菜穂は懲りずに、アーヤに色々言っていた

でもアーヤは完全に無視。清々しいくらいだった

ホームルームの時に、菜穂がアーヤの司会の仕方が悪いと言ったときなんか特に

ア「ああ、そうですか。では、どのように変えていけば良いのか、案を出してみて下さい。皆のホームルームなので、皆で考えていくのが良いと思います」

って言って、菜穂を唖然とさせたんだ

で、菜穂は結局

菜「考えときます」

しか言えなかったの

意地悪するからだよ...

それっきり菜穂はホームルームが終わるまで大人しかった

いつもこうなら可愛いのに(上から目線)


アーヤが席に戻ると、砂原と何か話していた

それに気が付いた菜穂は、かなり不機嫌そうな顔をしていた

え...なんで？

そう思いながら菜穂を見ていると目が合った

すると菜穂が私を睨んできて

菜「何だよ。私が負けたのがそんなに嬉しいわけ？」

『いや、そんなわけ無いじゃん...』

てか、いつからアーヤと勝負してたの...

その36→←その34

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す