第八十六夜 いいこと教えといてあげる ページ46
ジュ「ぃてて・・・聞いた通りさ！
だからお前、もうこの国にいなくてもいいんだぜ！
バルバッドでの失策で立場なくなって、本国から逃げてきたんだろうが・・・」
ジュダルは頭をさすりながら言う。
紅玉は顔を赤くして少しうつむいてしまった。
＿＿＿＿ベシッ！
ジュ「いでっ！
A何すんだ！」
ジュダルが涙目で弱々しく自分を叩いた張本人を睨むと・・
冷たく烈火のごとく怒った目でジュダルを睨んでいる彼女がいた。
あ「・・・あたしはあれ聞いたとき、しょうがない事だと思ったわ。
むしろ適切な判断だったと思った。
紅玉は悪くない。」
彼女はジュダルを睨む視線を動かさず、「そうでしょう？」と半ば強引に言った。
ジュ「・・・・・・・・・あぁ。
紅玉、戻ってこいよ、俺が将軍にしてやる！
お前も武人として国のために。
あんなに戦いたがってたじゃねーか！」
紅玉はうつむいたまま、何も言わない。
ジュ「？
どしたんだ？紅玉？」
玉「・・・・・・・・・・・・」
あ「ジュダル、紅玉に考える時間をあげて。
あんたと違って周りは遊びじゃないとちゃんと考えてる。」
ジュ「そこまで言わなくてもいいじゃねーか。
ま、いいや。
俺たちは先に帰るから、白龍の奴にも言っとけよ・・・
この国は、もう敵だってな。」
ニッ
その時、彼女が「そーだ、」と声を上げた。
あ「いいこと教えといてあげる。」
彼女がタンッと地面を蹴り、ふわっと飛び上がると、シャルルカンの目の前に素早く降りた。
『！！？』
あ「心配しなくてもいきなり何も言わず攻撃なんかしないわよ。
ジュダルじゃあるまいし。」
彼女はシャルルカンの耳元に口を近づけ、小声で言った。
あ「アリババ君たちが組織の狙いよ。」
シャ「なっ！？」
あ「大丈夫・・・
自分の弟子を信じてあげて。」
彼女はぎこちなく笑い、シャルルカンを見つめた。
ジュ「A行くぞ！」
あ「んじゃ、また会いましょ。」
彼女はふわっと浮遊魔法で地上を離れ、ジュダルのところまで飛んで行った。
ジュ「じゃあな〜〜」
ビュウッ
あ「・・・・・・
(紅玉、大丈夫かな・・・)」
＊バルバッド国境 煌帝国政西軍拠点基地
ザッザッザッ
兵「神官殿と煌帝国食客・補佐役殿の御到着だ！」
兵隊たちが揃って歩く足音が響く中、眉を潜め、憂鬱気に歩く者が一名。
第八十七夜 相変わらず人をブルーな気持ちにする面だな、思い切って整形でもしに行こー！→←第八十五夜 ピリピリし過ぎはよくない
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爽やか中一 - エヴァって良いよね、マギって良いよね、この小説最高。うん、フォント煮最高←分かるかな？ (2020年8月16日 21時) (
レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
まっちー☆ - なぜ私がマギなんだー(`∀´) (2013年12月24日 15時) (レス) id: 788e6f575e (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 猫子さん» お返事すご遅れてすいません。 馬鹿じゃないですよ！私はお馬鹿さんですけどww コメントありがとうございます( ´ ▽ ` ) (2013年7月23日 20時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
猫子(プロフ) - 73夜の〈その夢が真実ですよ〉をくその夢とよんだ私は馬鹿でしょうか？小説おもしろいですよ (2013年7月14日 10時) (レス) id: e283e186ef (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - Ｒiｏさん» 番外編作ったので、是非見てください！ 応援ありがとうございます^^ (2013年6月17日 7時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんにゃん子猫 | 作成日時：2013年5月27日 17時
