第八十四夜 悪寒がする ページ44
周りはジュダルと彼女を睨む。
あ(パルテビアのあの時・・・?)
彼女は自分に関係無い事を言われ、しかも自分が知りもしない事で周りに目の敵として見られたのが気に入らなかったようだ。
冷酷無情な目で周りを睨み返した。
ジュ「そんな顔すんなよシンドバッド。
俺だってよ・・・
俺だって・・・“アル・サーメン”の被害者なんだぜ⁉」
『!?』
周りは思いもよらなかったジュダルの言葉に、目を見開き驚いた顔をする。
・・・彼女を除いて。
ジュ「あのチビのマギに・・・見せてもらったんだよ・・・・・・・・・
俺の過去をな・・・・・・・・・・・・」
____ジュダルは自分の過去を語った。
目から涙を流し、頭を抱えしゃがみ込む。
彼女はただ無表情でジュダルを見つめるだけだ。
シ「ジュダル・・・」
シンドバッドはジュダルに手を差し伸べようと、ゆっくり近づける。
シンドバッドの手がジュダルに触れる直前、彼女は「ハアァ〜〜〜。」とわざとらしいため息を吐く。
あ「ばっか馬鹿しい。
ジュダル、もう三文芝居はやめてくれないかしら?」
シ「芝居だと!!?」
それと同時に、ジュダルは堪えていた笑いを吹き出した。
ジュ「ギャッハッハッハッ!!!
はははっかわいそうになっちまったのか⁉
お前ってほんっとイイ奴だなぁ!!」
シンドバッドを含む周りにいた人々は、ジュダルの芝居にまんまと騙された事が悔しく歯を噛みしめる。
ジュ「それに比べてAはひっでーなあ。」
彼女は「ふんっ」と鼻で嘲笑う。
あ「そんな幼稚な芝居にあたしが引っかかるとでも?
悪寒がするわ。」
シ「ジュダル!!」
ジュ「勘違いすんなよ!!
さっきの話は本当だけど・・・
俺そんなのどうだっていいんだ!
今までどおりやりたいようにやるだげさ!」
シ「俺を愚弄するために、わざわざ煌から来たのか?
御苦労なことだな。
だが話がそれで終わりなら、俺たちの全力のおもてなしを受けてもらおうか。」
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爽やか中一 - エヴァって良いよね、マギって良いよね、この小説最高。うん、フォント煮最高←分かるかな? (2020年8月16日 21時) (レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
まっちー☆ - なぜ私がマギなんだー(`∀´) (2013年12月24日 15時) (レス) id: 788e6f575e (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 猫子さん» お返事すご遅れてすいません。 馬鹿じゃないですよ!私はお馬鹿さんですけどww コメントありがとうございます( ´ ▽ ` ) (2013年7月23日 20時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
猫子(プロフ) - 73夜の〈その夢が真実ですよ〉をくその夢とよんだ私は馬鹿でしょうか?小説おもしろいですよ (2013年7月14日 10時) (レス) id: e283e186ef (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - Rioさん» 番外編作ったので、是非見てください! 応援ありがとうございます^^ (2013年6月17日 7時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんにゃん子猫 | 作成日時:2013年5月27日 17時