第七十八夜 戦士として〜過去編〜 ページ38
あ「ミュリエル・・・あたしは一生、外には出られないの?」
ミ「いえ、そうではないこともないですが・・・・
貴女様が十三ほどになれば、戦場に駆り出されるでしょう。」
少女は「そう。」と短く答え、教科書に視線を移した___。
*
あ(やっと一日が終わった。)
少女は毎日、飽きるほど戦闘の訓練や知識を教えてられる。
それは少女が十三になれば、戦場に出されるからだ。
少女はペノトア帝国第一皇女。
普通は戦場などには行かず、守られて暮らす身分なのだが、魔導師として生まれたからには戦場に出される。
もちろんただの盾ではなく戦士として。
通常ならドレイという身分が与えられるのだが、皇女だから例外なのだ。
少女はまだ三歳半ほど。
だが、本や普通以上の教育により、普通の子どもよりずっと知識や戦闘能力がある。
決して生まれつきではない。
*
それから数ヶ月後___。
ドタドタドタドタ
城の廊下を急いで駆ける兵士たち、兵たちは皆、王のところへ向かっていた。
兵「ディプス様!!
大変です!魔導師たちが・・・っ!」
デ「ついに・・・この時がきたか・・!
よし‼金属器の使い手たちは、皆兵士たちを率いて戦場へ向かえ!!!」
ミ「ディプス様・・・」
デ「ミュリエル、私も行く。
ここの事はお前に頼んだぞ。」
ミ「・・・・・はい・・
お任せ下さい。」
ミュリエルは深く頭を下げ、涙を流しディプスと兵士たちを見送った。
その後、世界は・・・・
「恨んでやる!!」
ザザザッ___
「きゃあああぁぁ!!」
ザザザザッ___
「助けて・・助けて・・・」
ザザザザザッ___
「世界は・・・もう終わだ・・・・・・!」
ザザッ・・ザ___
終わりを向かえた______。
*
?「A、また本を読んでいるのかい?」
あ「うん。
外の世界を知りたいの。」
?「そうか・・・。」
ザザザッ___
「どうせ捨て駒よ。」
ザザザザッ___
「Aっ!違うんだ!!」
ザザザザザッ___
「さよなら・・・」
ザザッ・・ザ___
*
彼女はバッと、いきおいよく上半身を起こした。
あ「ハァ、ハァ・・・ハァ・・
クソッ、なんつー夢よ・・・おかげで嫌なこと思い出したわ。
・・・・・まっ、真実を知れたからいいけど。」
第七十九夜 ノックしたのに返事がなかったらいないって普通思うよね?→←第七十七夜 見えない壁〜過去編〜
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爽やか中一 - エヴァって良いよね、マギって良いよね、この小説最高。うん、フォント煮最高←分かるかな? (2020年8月16日 21時) (レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
まっちー☆ - なぜ私がマギなんだー(`∀´) (2013年12月24日 15時) (レス) id: 788e6f575e (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 猫子さん» お返事すご遅れてすいません。 馬鹿じゃないですよ!私はお馬鹿さんですけどww コメントありがとうございます( ´ ▽ ` ) (2013年7月23日 20時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
猫子(プロフ) - 73夜の〈その夢が真実ですよ〉をくその夢とよんだ私は馬鹿でしょうか?小説おもしろいですよ (2013年7月14日 10時) (レス) id: e283e186ef (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - Rioさん» 番外編作ったので、是非見てください! 応援ありがとうございます^^ (2013年6月17日 7時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんにゃん子猫 | 作成日時:2013年5月27日 17時