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第七十三夜 皮肉を言わない彼女 ページ33

あ「あぁ、うん。」



ジュ「どうした?


なんかあったのか?」



いつもの彼女なら「コレでも早く帰って来たつもりなのだけど?


あんた体内時計狂ってんじゃないの?」とたっぷり皮肉を込めて言うのだが、今回は全くそんな様子がない。


どうしたものか。



あ「別に、何もないわよ。」



ジュ「風邪か?


馬鹿は風邪引かねーのにな。」



ジュダルは嫌味を一言言い、彼女のおでこに自分の手を当てる。



あ「風邪なんか引いてないわよ。」



彼女はパッとジュダルの手を払いのける。


皮肉は返ってこない。



ジュ「あ、ニキビはっけ〜ん。」



あ「へー、そう。」



ダメだ、全く皮肉を言わない。


皮肉のひの字も、彼女は口にしないではないか。



ジュ「おい、本当に大丈夫か?」



さすがにコレにはジュダルも驚いた。



あ「あぁ、ニキビのことなら間に合ってるわ。


それに、どーせ嘘なんでしょ。」



ジュ「いや、そうじゃなくて・・・」



覇「A〜〜〜、おっそ〜〜い。」



少し離れたところから、紅覇と紅明がこちらに歩いて来るのが見えた。



あ「悪い。


もう行く。」



そう言い、彼女は行ってしまった。



覇「・・・・・・誰?」



ジュ「A・・・だと思う。」



明「なんだか、いつもと違いましたね。


悩みでもあるのでしょうか?」



ジュ「・・・・まさか、男・・・か・・?」



明「まっさかぁ!


冗談よして下さいよ神官殿。」



ジュ「だ、だよなぁ!」



覇「・・・・・」



紅覇は、憂鬱気に歩いて行く彼女の後ろ姿をじっと見つめていた。




*彼女の部屋




彼女は自分の寝所に寝そべり「はあぁぁ〜〜〜」と大きなため息をもらした。



あ「(〈その夢が、真実ですよ。〉


・・・どーゆー事?


あたしの見ている夢が、何だと言うの?


アラジンの言っていた真実と言い、あいつの言う真実と・・言い・・・)


まさかっ!


アラジンの伝えようとしてたのが、あたしの夢の出来事・・・なの・・・!?」

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設定タグ:マギ , ジュダル , 煌帝国   
作品ジャンル:アニメ
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爽やか中一 - エヴァって良いよね、マギって良いよね、この小説最高。うん、フォント煮最高←分かるかな? (2020年8月16日 21時) (レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
まっちー☆ - なぜ私がマギなんだー(`∀´) (2013年12月24日 15時) (レス) id: 788e6f575e (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 猫子さん» お返事すご遅れてすいません。 馬鹿じゃないですよ!私はお馬鹿さんですけどww コメントありがとうございます( ´ ▽ ` ) (2013年7月23日 20時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
猫子(プロフ) - 73夜の〈その夢が真実ですよ〉をくその夢とよんだ私は馬鹿でしょうか?小説おもしろいですよ (2013年7月14日 10時) (レス) id: e283e186ef (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - Rioさん» 番外編作ったので、是非見てください! 応援ありがとうございます^^ (2013年6月17日 7時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゃんにゃん子猫 | 作成日時:2013年5月27日 17時

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