第六十九夜 刑事とか探偵ってかっこいい ページ29
白龍が彼女に目を向けると、彼女は少しだけ殺気を放っていた。
龍「はい、A殿。」
あ「女の子に手を上げるなんてあり得ないと思わない?
紅玉を気絶させたアレは、きっとシンがやったんじゃないよ。
犯人はあたしが抑えるから、手・・・出さないでよね。」
彼女は無表情だが、相当怒っているようだ。
龍「誤って殺してしまわないで下さいよ。」
彼女はニヤッと不適に笑う。
あ「やった奴によるかなぁ。」
白龍は大きなため息をもらす。
水「結局朝まで何も起きなかったわね〜〜」
すると、さっきまでずっと黙り込んでいたシンドバッドが叫んだ。
シ「ほら見ろ!!!
俺は何もやってねーだろ!!」
八人将の人々は「スイマセン!!」と頭を何度も下げる。
シ「ほんとだよ!」
八「スイマセンッ!スイマセンッ!!」
シ「マッタク、俺がどれだけ悲しい気持ちになったかわかるのか!」
あ「まぁまぁ、これでシンが無罪だということが証明された。
フッ・・・さぁて、真犯人は誰かな誰かなぁ〜♪」
彼女は楽しそうに周りを見渡す。
夏「姫君!!!A殿!!!
だまされてはなりません!
そんな他国のあやしい魔法、証明になどなりません。
彼女はシンドバッド王の家臣!
王を庇うように事を進めたかもしれません・・・」
水色の髪の女は「そんなことしてないわよ。」と言うが、夏黄分はそんなこと右から左に流し、聞こうとしない。
夏「罪を認めなさい、シンドバッド王よ・・・」
玉「もうやめて、夏黄分。
その魔法は、きっと正しいわ。
本当は、自分でもおかしいと思っていたの・・・
あの朝、私は服も髪もまったく乱れてなかったし・・・
でも、ワケがわからなくて、怖くて、騒いでしまったけれど・・・後から恥ずかしくて言い出せなかったの。
ごめんなさい・・・」
紅玉はペコっと頭を下げ、また泣き出してしまった。
水色の髪の女と、シンドバッド、小麦色の肌の男は「う・・・う〜〜〜〜ん??」と、微妙な顔をする。
水「なんだかかわいそうなことになっちゃったわね・・・?」
肌が小麦色の男「そうだなァ・・・
しかしよ、てことは姫サマを気絶させて、王サマの横に寝かせた犯人は別にいるってことだよな?」
水「おかげで、あやうく戦争になりかねなかったわ。
そんな悪質なことを・・・一体誰が・・・・・・?」
あ「・・・・・・
あたしが探してあげよっか?」
第七十夜 イケメンには弱くってぇ→←第六十八夜 事件ってめちゃくちゃわくわくする
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爽やか中一 - エヴァって良いよね、マギって良いよね、この小説最高。うん、フォント煮最高←分かるかな? (2020年8月16日 21時) (レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
まっちー☆ - なぜ私がマギなんだー(`∀´) (2013年12月24日 15時) (レス) id: 788e6f575e (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 猫子さん» お返事すご遅れてすいません。 馬鹿じゃないですよ!私はお馬鹿さんですけどww コメントありがとうございます( ´ ▽ ` ) (2013年7月23日 20時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
猫子(プロフ) - 73夜の〈その夢が真実ですよ〉をくその夢とよんだ私は馬鹿でしょうか?小説おもしろいですよ (2013年7月14日 10時) (レス) id: e283e186ef (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - Rioさん» 番外編作ったので、是非見てください! 応援ありがとうございます^^ (2013年6月17日 7時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんにゃん子猫 | 作成日時:2013年5月27日 17時