第六十四夜 ノープロブレム ページ23
彼女は男の首筋に当てていた苦無をどけ、ゆっくり周りを見渡し言った。
あ「君たち全員まとめて相手してあげる。」
兵2「全員だと!?
ふざけるのもいい加減にしろ!
ここにいるのは兵の中でもエリートの人間なんだぞ!!」
あ「クスッ、笑わせないで。
“ただの”兵でしょう?」
彼女は嘲笑する。
兵3「なっにぃ!!」
あ「じゃあ、魔力操作が出来る奴は?
・・・・ゼロ。
体術がファナリスに相当する奴は?
・・・・ゼロ。
ノープロブレム、問題無いわ。」
彼女は余裕の眼差しで兵たちを見る。
兵「このっ・・・!
はあああぁぁ!!」
一人の兵が、槍で彼女を上から攻撃した。
___ズガッ ドォッ!
『!!?』
だが、彼女は攻撃を食らう前に男の腹部を蹴った。
男はその反動で壁までぶっ飛ばされる。
兵2「な、なんて脚力だ・・・」
あ「・・で?
来ないの?」
兵3「いっ、一気にかかれぇぇ!!」
兵たちは槍を彼女に向けて、必死で攻撃した。
*
あ「・・・この程度?
まぁ、これが普通なんだけど。」
兵たちは皆、彼女に腹部や首筋に攻撃され、地面に這いつくばった。
覇「お前まさか、“白い悪魔”じゃ・・・」
あ「うーん、そう呼ばれた事もあったよーな、なかったよーな・・・」
覇「最近だよ。
レーム帝国らへんで盗賊や奴 隷商人が団体で、気を失った状態で発見されるというのが何回もあったらしい。
それも、腹部や首筋を的確に攻撃された跡があったって。
そこで飼われてた生き物たちも、即死状態で見つかった。
どうしたのかそいつらに問いただしたところ・・・“白い悪魔”だって、全員が口を揃えて言った。
その犯人・・お前じゃないの?」
彼女は少し黙り込み、鼻で笑った。
あ「ふぅん、煌帝国にまで情報が届いてたとは想定外だわ。
それに、まさか煌帝国の皇子様の耳にまで届いてたとはね。」
覇「この話を知ってるのは煌帝国だけじゃない。
莫大な戦力になると考えたあらゆる国が、“白い悪魔”を狙ってる。」
あ「あら以外、歩いてて襲われたから返り討ちにしただけの事なのにね。」
第六十五夜 紅覇、貧相な顔したお兄さんだね→←第六十三夜 皆さんはダンスをしてるのかしら?
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爽やか中一 - エヴァって良いよね、マギって良いよね、この小説最高。うん、フォント煮最高←分かるかな? (2020年8月16日 21時) (レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
まっちー☆ - なぜ私がマギなんだー(`∀´) (2013年12月24日 15時) (レス) id: 788e6f575e (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 猫子さん» お返事すご遅れてすいません。 馬鹿じゃないですよ!私はお馬鹿さんですけどww コメントありがとうございます( ´ ▽ ` ) (2013年7月23日 20時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
猫子(プロフ) - 73夜の〈その夢が真実ですよ〉をくその夢とよんだ私は馬鹿でしょうか?小説おもしろいですよ (2013年7月14日 10時) (レス) id: e283e186ef (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - Rioさん» 番外編作ったので、是非見てください! 応援ありがとうございます^^ (2013年6月17日 7時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんにゃん子猫 | 作成日時:2013年5月27日 17時