第五十七夜 引きこもりというワケではない ページ16
煌帝国の食客になってから、数日が経った。
彼女はほとんど部屋にこもりっきりだ。
ジュダルや紅玉が部屋へ訪れ、外に出るまでごね続けるなどしない限り、部屋を出なかった。
しかし、引きこもりというワケではない。
まぁ、ある意味引きこもりだが、部屋で本を読んだり、魔力逆流防止弁を付けた状態で、魔力を増やす修行をしていた。
___ペラッ
彼女が本をめくる音が部屋に響く。
あ「・・・
・・マグノシュタット・・・か・・・・・」
彼女は「ふぅ〜〜〜〜」と長〜い息を吐いた。
あ「気分転換に散歩でもしよーかな。」
彼女は紅玉たちに貰った着物。
黒地に桜の模様が入った着物を着崩した状態に着替え、部屋を出た。
本の最後のページには、《マグノシュタット、“魔導師と非魔導師とを差別する国”》と記載されていた___。
*廊下
彼女はなるべく人気のない所を散歩する。
人見知りだから、という理由もあるが、すれ違う度にジロジロ見られるのが嫌らしい。
あ「ルン♪ルン♪ル〜ン♪
・・・・・・
あれ?
・・・ここ・・どこ・・・?
(・・・チクショー!
完全に迷った!!
ここどこぉ!?
帝都広過ぎだろ!迷路じゃねーか!)」
グゥー・・・
突然、お腹が鳴る音がした。
これは紛れもなく彼女のものだ。
あ「・・・
ヤバい、腹減ってきたぁ・・・・・」
彼女はドテーンッ、とダイナミックに顔面から床にこけた。
というのは冗談で、その場にうつ伏せになった。
あ「・・・餓死・・する・・
・・・
腹・・・・減った・・
だーれかぁー・・・」
?「あの、大丈夫ですか?」
あ「・・・え?
(なになに?神様?)」
第五十八夜 練といえば、紅玉とか紅炎のご兄弟で?→←第五十六夜 気慣れない服って違和感ある
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爽やか中一 - エヴァって良いよね、マギって良いよね、この小説最高。うん、フォント煮最高←分かるかな? (2020年8月16日 21時) (レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
まっちー☆ - なぜ私がマギなんだー(`∀´) (2013年12月24日 15時) (レス) id: 788e6f575e (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - 猫子さん» お返事すご遅れてすいません。 馬鹿じゃないですよ!私はお馬鹿さんですけどww コメントありがとうございます( ´ ▽ ` ) (2013年7月23日 20時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
猫子(プロフ) - 73夜の〈その夢が真実ですよ〉をくその夢とよんだ私は馬鹿でしょうか?小説おもしろいですよ (2013年7月14日 10時) (レス) id: e283e186ef (このIDを非表示/違反報告)
にゃんにゃん子猫(プロフ) - Rioさん» 番外編作ったので、是非見てください! 応援ありがとうございます^^ (2013年6月17日 7時) (レス) id: a7231b0c94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にゃんにゃん子猫 | 作成日時:2013年5月27日 17時