飽きるほど、貴方に惚れてる【あんスタ】 (ページ2)

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Prolog ページ2

「お兄ちゃん！！もう〜、迎えに来なくてもいいのに！」

「いやいや！僕の大事なAが連れ去られでもしたら大変だねっ！それは悪い日和！」

「……ふふ。本当に日和くんは彼女のことが好きなんだね」

「勿論だね！妹じゃなかったら結婚してたくらいだね！」

「あんた達一応血は繋がってないんで、結婚出来るんじゃないですかね……ってそんなことはどーでもいいんすよ、はやく帰りません？」

「そうですね、ジュンの言う通りです。暗くならないうちに帰ってしまいましょう。」

貴方は気付いているでしょうか。

自分が貴方を好きなこと。貴方が自分を好きだと知っていること。

貴方が殿下のものにならなければいい、なんて。

小さく願っていること。

気づいてるといいな、なんて。

そんな馬鹿げた妄想をしている自分がいると知ったら、貴方はどんな顔をするでしょうか？

笑い飛ばしてくれますかね。

いや、あなたならきっと困ったように笑うでしょう。

貴方を困らせたくは無いから。

自分は悪役ですから。

この気持ちはずっと胸に閉まっておくんです。

大好きだって伝えられる日はいつか来るんでしょうか？

伝えられる日が来たら。

貴方は『俺』を受け入れてくれますか？