スイミング2 ページ33
「えっ……？」
半強制的にレッスン室に引きずり込まれた私はそこで突然聞かされた事に背筋が凍る。
まず1つ目、今日のレッスンは他の用事で来られないあんず先輩の代わりに月見里さんが来ること。
これはまあいい。だってあんず先輩だって他の仕事なんかいくらでもあるだろうし、月見里さんだって一応プロデュース科の人間だ。代理でレッスンに来てても何もおかしくない。
問題は2つ目。
「なん、で……え、もしかして夢…？」
「残念だけど現実ですよ、Aちゃん」
「こんなの絶対おかしいよ…どうして…」
どうして私がこの合同ライブの責任者になってるの！！？
ねぇメインプロデューサーってなんなの！？プロデューサーにメインとかサブとかあるの！？あっていいの？？
「まあ100%英智くんですよね」
「許さない…一匹残らず駆逐してやる……」
「英智くん何人いるんですか」
もう無理。完全に心が折れた音がした。
体温が一気に下がってお腹に石を詰め込まれたみたいに苦しい。
吐きそう。
逃げたいとかもうそういう次元じゃない。
「だ、大丈夫か…？」
顔色を察して衣更先輩が心配してくれてるのはわかってるんだけど声が出ない。
……あ、ヤバい。
何か言わないと、
でも何を言えばいいの。
どうしよう。
そう思ってる間に時間は過ぎる。
駄目だもう何も言えない。
ごめんなさい衣更先輩──
「───へぁっ！？」
不意に背中を押された。割と強く。
「……………っ…夏目……せ、んぱい…」
「そこでボーッとしてる暇あるなラ、スポーツドリンクとタオル取ってきテ」
「ぇ、あ……はい…」
夏目が横槍を入れてくれたおかげで何とか気を持ち直せた。
ありがとうって言おうと思ったらもう既に月見里さんと何か楽しそうに喋ってた。てか何喋ってるの……？
「──でジェットコースターからセンパイが内臓ぶちまけるでショ？」
「そこでゴリラの伏線が生きてくるんですね〜」
あ、もういい。何も想像したくない。
とっとと退散しよう。
「え、薬袋さん出てっちゃったんスか？」
「タイミング合わないなぁ……」
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翔。(プロフ) - 好きです！！最高に面白いです！！エリートヒキニート最高！ (2019年1月20日 6時) (
レス) id: 63a2837fb8 (このIDを非表示/違反報告)
佐藤(プロフ) - ♪咲那♪さん» わーいありがとうございます(^o^)/頑張ります！ (2018年5月15日 0時) (レス) id: 4f2d8f4684 (このIDを非表示/違反報告)
♪咲那♪(プロフ) - おもしろくて続きが気になったのでこれからも更新頑張ってくださいね！ (2018年5月7日 22時) (レス) id: 282e7e9f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐藤 | 作成日時：2018年4月7日 1時
