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妹「来たみたいね。」
裕「えっ!?」
秘書「美雨さん･･･。頼まれたものを届けに来ました。」
妹「ありがとう。」
裕「美雨!?」
妹「ここに、3億円ある。これで、お兄ちゃんが、Aさんと2人でパパの会社を立て直して!?」
裕「美雨･･･。」
『美雨ちゃん･･･。』
父「どうしたんだ？こんな大金･･･。」
妹「私が･･･みっくんのお義父様に頼んで、用意して貰ったの。」
義父「玉森さん。水臭いじゃないですか。」
父「北山さん･･･。」
義父「美雨ちゃんから聞いて驚きましたよ。どうして、僕に頼ってくれないんですか？息子さんの裕太くんに･･･好きでもない相手と結婚させるぐらいなら、もっと早く･･･僕に相談してくれてもいいじゃないですか？」
父「それは、私の身勝手で･･･娘の彼氏と別れさせてまで･･･好きでもない相手と結婚させてしまった娘の事が気掛かりで･･･だから、美雨1人だけに辛い思いさせたのに･･･裕太の好きなようにしたら･･･。」
義父「玉森さん。娘さんはしっかりしてますよ。」
父「えっ!?」
妹「パパ!!全然分かってないよ。私は、1度もパパやお兄ちゃんの犠牲なったなんて思ったことないよ。」
母「あなた。何を勘違いしてるんですか？確かに･･･宏光くんと美雨は、縁談で知り合いましたよ。でもね？宏光くんも美雨もお互い惹かれあって、恋愛結婚したのよ。」
妹「だから、パパに無理やり結婚させられたんじゃなくて･･･私が、北山宏光という人に惹かれて自分の意思で結婚したの。だから、パパ･･･。お兄ちゃんとAさんの交際を許してあげて？私のパパなら、分かってくれるよね？」
母「あなた。もういいじゃないですか。会社は、副社長の裕太に任せれば!?」
裕「･･････。」
母「裕太とAさんなら、きっと･･･建て直してくれますよ。だって･･･裕太と美雨は、私達の自慢の子供達なんですから。」
父「そうだな。俺が間違ってみたいだな。Aさん･･･。息子と2人で私の会社を立て直してくれますか？」
『はい。裕太さんを全力で支えていきます。』
裕太の父は、遂に･･･2人の交際を許したのだ。
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作者名：みぃーちゃん | 作成日時：2019年7月8日 1時
