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裕「親父･･･母さん。ありがとう!!美雨もありがとな。」
妹「お兄ちゃん。Aさんと2人でパパの会社を守ってね？」
裕「美雨。お前も手伝ってくれるんだろ？」
妹「何言ってるの!?私が力を貸せるのはここまでだよ。あとは、お兄ちゃんが頑張るしかないんだから。」
『美雨ちゃん!?』
義父「美雨。そろそろ･･･出発の時間だ。」
裕「お前･･･まさか？」
妹「私･･･宏光と光莉と3人でフランスに行く事にしたの。」
裕「それじゃ･･･日本には？帰ってこないのか？」
妹「帰ってくるのは、お正月ぐらいかな？私がいなくても大丈夫よ。お兄ちゃんとAさんならね。これからは、私が･･･宏光を支えなきゃ。玉森美雨としてじゃなく、北山宏光の妻北山美雨としてね？」
裕「お前らしいな。旦那と光莉によろしくな。」
妹「OK。それじゃ･･･行くね？光莉と宏光が、空港で待ってるから。」
裕「美雨。俺とAで頑張って、父さんの会社を一から立て直す。でも、お前の力が必要な時は･･･電話するかもしれない。その時は･･･」
妹「分かってるって!!お兄ちゃん。言ったはずだよ。北山家に嫁いでも、私は･･･ずっとずっと玉森裕太の妹だよって･･･。だから、お兄ちゃんが困ったら、何があっても私が、助けてあげるから。安心して!!」
裕「やっぱり･･･お前は、俺の自慢の妹だ。ありがとな。 」
妹「実の妹にお礼なんて言わないでよ。Aさん。兄の事･･･よろしくお願いします。」
『はい。』
そして、美雨は、義父と車で空港に向かった。
母「あなた。私達･･･光莉以外にもう一度･･･孫が抱けるかもしれませんよ。」
父「はぁ？美佐子。もう一度言ってみろ。」
裕「母さん!?」
母「裕太も気づかなかったの？美雨･･･。妊娠してるのよ。」
裕「マジかよ。アイツ･･･」
その頃･･･空港では？
妹「みっくん。光莉!!」
光「ママ〜っ!!」
妹「ごめんね？遅くなって。」
宏「美雨。お前の分のチケットも買っといた。お義兄さんの方は、大丈夫なのか？」
妹「バッチリよ。ところで、宏光。フランスに着いたら･･･付き合って欲しいところがあるんだけど!?」
宏「どこ？」
妹「病院に･･･。」
宏「病院!?どこか具合でも悪いのか？」
妹「違うわよ。もう1人･･･いるの。私のここに･･･。」
と言って･･･美雨は、自分のお腹を触ったのだ。
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作者名：みぃーちゃん | 作成日時：2019年7月8日 1時
