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次の日･･･美雨が、娘の光莉を公園で遊ばせていると･･･
『美雨ちゃん。』
妹「Aさん。どうしたんですか？」
『美雨ちゃんに聞きたいことがあって･･。』
妹「もしかして･･･お兄ちゃんの事？」
『裕太。同窓会で、親が決めた相手と結婚するって聞いたんだけど･･･本当の話？』
妹「親が決めた相手･･･大企業のお嬢様なんです。」
『本当に結婚するんだ。私･･･』
妹「私だって･･･好きでもない相手と大好きなお兄ちゃんに結婚なんて欲しくないんです。お兄ちゃんには、ちゃんと本当に好きな人と結ばれて欲しいって･･･思ってる。」
『･･････。』
妹「お兄ちゃん･･･。口には出さないけど、本当は、Aさんと2人で父の会社を一から立て直したいって思ってるんだよ。でも･･･お兄ちゃん･･･1度もパパに反発した事ないから。言えないんだと思う。」
『美雨ちゃんは、私たちのこと応援してくれるの？』
妹「Aさんにお願いがあります。父は、私が説得します。だから、Aさんが、まだ･･･お兄ちゃんの事･･･愛してるなら、そばにいてあげてください。」
と言って･･･美雨は、Aに頭を下げたのだ。
『分かった。』
そして、美雨は、娘の光莉を連れて、実家に戻った。
裕「美雨。」
妹「お兄ちゃん。ここで、Aさんが待ってる。早く行ってあげて!!」
父「美雨･･･。お前!!」
妹「お兄ちゃん。私･･･この結婚には反対なの。」
裕「美雨･･･。」
妹「お兄ちゃんには、本当に好きな人と結ばれて欲しいの。好きなんでしょ？Aさんのこと･･･。」
裕「好きに決まってんだろ？アイツ以外･･･考えられねぇーよ。」
妹「お兄ちゃん･･･Aさんと2人で、パパの会社を建て直したいんでしょ？」
裕「でも、立て直すには、お金がかかるんだぞ。」
妹「お兄ちゃん･･･後ろ。」
裕「A･･･」
『私も力になるから･･･2人で頑張ろう!?』
Aは、裕太の手を握って･･･
裕「父さん･･･。頼む･･･Aと結婚させてくれ!!」
『お願いします。』
父「馬鹿なこと言うな。会社を立て直すには、2億以上のお金が必要なんだぞ。お前ごときの力で、用意出来るわけないだろ。」
裕「･･････。」
すると･･･1台の車が止まったのだ。
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作者名：みぃーちゃん | 作成日時：2019年7月8日 1時
