Episode12 【宏光side】 ページ12
「Aさん、ここにはよく来るんですか?」
そう尋ねると、彼女は口の中のものを慌てて飲み込んでから答えた。
「実は、あの日初めてだったんです。でも、それからはこのお店のファンになっちゃって。今では週一で来てます」
「あ、そうなんだ」
「はい。1週間、仕事を頑張った自分へのご褒美として、金曜日に来ることにしてるんです」
「へぇ〜」
よしっ!と心の中でガッツポーズをした。
図らずも彼女が金曜日にここに来るって情報を得られた。
「北山さんは、この辺にお勤めなんですか?それともおうちがこの辺り、とか?」
そう聞かれて少しだけ複雑な気持ちになる。
(薄々感じてはいたけど、やっぱ俺のこと知らないよなぁ〜)
頭を掻きながら、「まぁ家の近所っちゃ、近所…です」と曖昧に返す。
それから俺たちは他愛ない話で盛り上がった。
好きな食べ物の話や本の話、学生時代の話…。
本当に楽しそうに俺の話を聞いてくれて、コロコロと笑う彼女に俺は心惹かれた。
その時、店の隅に置かれたテレビを見て、Aさんが驚いた表情のまま固まった。
何事かと俺もテレビに目を向けると、そこに映っていたのは何と、俺だった。
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SaYaKa(プロフ) - yndreamv0mm0vpqさん» コメントありがとうございます!!たくさんドキドキしてもらえるように頑張ります^ ^ (2018年8月2日 7時) (レス) id: d50237b6e9 (このIDを非表示/違反報告)
yndreamv0mm0vpq(プロフ) - 今後の展開がすごく気になります。2人はどのようにして再開し、恋に発展して行くのか。ドキドキ。楽しみにしています。 (2018年8月1日 18時) (レス) id: 59b8f94fa2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SaYaKa | 作成日時:2018年7月31日 1時